No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年3月4日 金竜山

今日は焼肉界のmecca、金竜山である。
金竜山を知ることは不幸の始まりである。
ここのカルビとロースを食べた後だと、他で満足するのが難しくなるからだ。
店評価のハードルを高くしてしまうのだ。
それほど旨い。
しかも安いのだ。
初めて訪れた人がメニューを見ると高いと感じるかもしれない。
(気にはしないのだが)私も初訪問時はちょっと高めかと思った。
しかし、お会計の時にはビックリする。
この理由は分かっている。
Meatが旨すぎるのだ。
あまりにMeatが旨すぎてご飯食べ過ぎてしまうからだ。
どの焼肉屋に行ってもご飯などの炭水化物を摂取しないツレがこの店では大盛りご飯をお代わりしてしまった。
それ程のMeatがこの店には存在する。
宴はレバ刺しから始まった。
ところが今回のレバ刺しはいつもに比べると若干新鮮さが落ちる。
こんな事を感じたのは金竜山では初めてのこと。
上タンは相変わらずの旨さ。
この金竜山のMeatの特徴のひとつはカットにあるが、今回のタンもかなりの大判。
焼き過ぎに注意しながら、タンを丸めて口に入れると至福の瞬間が訪れた。
瞬時に2枚目に箸が伸びる。

上タンの次に登場したのは中カルビと上カルビである。
しかし、金竜山のカルビは4段階あるが、何故下から2番目の中カルビがこんなに旨いんだろう。
CP的にも抜群の評価である。

いつもどおり、上ミノやコブクロでインターバルを挟み、特上カルビと特上ロースの登場である。
特上カルビは口の中ですぐに蕩けてしまう。
これをご飯なしで食えるわけがない。
口の中いっぱいに広がった脂が私を幸せにしてくれた。

特上ロースもやばい。
美しいサシが入ったロースはカルビのようだ。
ただ、口に入れると全く違う。
恐ろしくやわらかいMeatが口の中でほぐれていく。
赤身の旨さが口の中に広がるのだ。
ご飯が止まらないのは言うまでもない。

お会計まで済ませていつも思うのは、このお店を越えるお店があるのだろうかということだ。
こんなに満足して、この値段で済むのだ。
考えられない。
テーブル4つ、1日2回転。
この幸せが味わえるのは、1日に8組だけなのである。