No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年3月27日 黒牛

今日はセミナーに参加した。
終了時間は17時。
焼かぬ訳にはいかない、自然と焼肉屋に向かってしまった。
今回は代々木の黒牛を初訪問。
昨年の11月にオープンした期待の新鋭である。
メニューは最近多い希少部位を前面に押し出したタイプである。
レバ刺しは通常の薄切りとぶつ切りの2種類があったので、ぶつ切りをセレクト。
運ばれてきたレバ刺しは色は良いが、角が立っていない。
食べてみると臭みを感じる。
このレバ刺しで、さっきまでの期待から不安へ一気にトーンダウンしてしまった。
しかし、次に運ばれてきた上タンで状況は一変。
見た目も美しい上タンは薄切りでもサクッした食感とジューシーさを感じる事ができる上物であった。

その後は、上ハラミ・ミスジ・ザブトン・芯ロース・トモサンカク・ヒレ・シンシン・ミノサンド・ホルモン(シマチョウ)どれも旨かった。
上ハラミは美しいサシが入っていて、柔らかくジューシーなタイプのハラミである。
ここまで美しい姿のハラミは珍しい。
このハラミは厚切りでも食べてみたい一品である。

今回お代わりしてしまったのはミスジとトモサンカク。
私がこの部位が好きなのもあるが、それだけではない。
赤身の旨みを感じつつも蕩ける柔らかさのミスジ

そして細かいサシが縦横無尽にはいったトモサンカクは、脂の甘みが最高である。

〆の冷麺に備えて、ご飯を大盛りにしなかった事を後悔したが後の祭りである。
ザブトンは旨かったが、ジャンボやよろにくのザブトンと比べるとやや劣る印象。

芯ロースはリブロースの芯ではなく、肩ロースの芯のようだ。
甘みはあるが、特筆するほどではない。
店の女の子にお願いして料理長に聞いてきてもらった今日のオススメはシンシンだった。
登場したシンシンはかなりの厚切りで、熟成加減がほどよく、柔らかな赤身は甘み十分であった。
このシンシンはかなり旨かったが、個人的に脂好きなため、お代わりとまではいかなかった。

脂好きと言ってもやはりヒレ系は食べたくなる。
今回は残念ながらシャトーブリアンが品切れだったのでヒレを注文すると、余分な脂をきれいに削ぎ落とした極上Meatが登場した。
贅沢な一品である。

お店の女の子にはカリカリに焼くように言われたが、個人的にはやはりヒレはレアが一番と思う。
言うまでもなく、レアで食べたが。
これが実に柔らかく、口の中で繊維がほどけていく。
う〜む、いいヒレだ。

ますますヒレの王様シャトーブリアンが食べたくなってしまった。
もう一つ品切れで食べる事ができなかったのが特上三角バラだ。
この2品を食べるために近い内に再訪しなくてはならない。
しかし、その2品がなくても再訪してしまうだろう。
豊富な希少部位と肉質に対するCPの良さ、黒牛は焼肉界に起きた希少部位戦争を勝ち抜くには十分なMeatを備えている。
希少部位戦争の更なる激化を祈るのみである。