No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年6月11日 べこ亭

前回べこ亭を訪問した際は、サイドメニューは美味しいが、肝心のお肉は肉質の割りに高めの価格設定だといった印象であった。
前回品切れなどで食べれなかったメニューのためにも、再度訪問が必要であった。
最初に運ばれてきたユッケが旨い。
タレが薄めで、お肉の甘さが出ている。

前回激旨だったハネシタが無念の品切れだったが、トモサンカクとみすじは確保でした。
サーロインとヒレで悩んだが、特選ヒレを注文。
トモサンカク・みすじ・特選ヒレは大皿に盛られて登場した。

ヒレは並ではなく特選を頼んだが、ちょっと特選には見えにくい。
ただ、食べてみると柔らかく、赤身の旨さが十分に伝わってくる。
ぎりぎり合格点だろうか。

トモサンカクはサシが十分入っているが、最近炭焼喰人で極上のトモサンカクを食べているせいか、なかなか満足できない。
良い物を知ってしまうと、次の満足や感動を味わいにくい、これは不幸の始まりなのだろうか。。。

みすじはやや厚めだが、十分寝かせてあるせいか、しっとりとした脂の甘さと柔らかさを感じる。
これはこの日一番の旨さだ。

最後に冷麺で〆たが、サイドメニューが旨いべこ亭で、この冷麺はそれほどでもなかった。
ちなみに海鮮チヂミは旨かった。
2回訪問して感じるのは、十分な肉質のお肉を確保できていないことだろうか。
この肉質で、どうしてこんな値段を取れるのか、ちょっと理解に苦しむ。
お肉は平均以上だとは思うが、この程度の肉質で値段は3割から5割安いお店はいくらでもあるだろう。
ただ、前回のハネシタと今回のみすじは支払った値段の価値は十分感じた。
もっと肝心のお肉に力を注いで欲しい。