No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年6月15日 Hodori 駅前店

夕方焼肉が食べたくなった。
都内に出るのも面倒なので、近場で焼くしかない。
ふと頭に浮かんだのは、最近ご無沙汰のHodori。
早速あざみ野へ車を飛ばした。
まずはユッケだが、サシの少な目の赤身が登場。
まあまあの旨さ。

幻の黒タンは、薄切りで登場したが、こちらもまあまあの旨さ。
だが、最近は上質なタンを出すお店が増えているので、その中ではちょっと競り勝てないだろう。

特選カルビは脂の甘みが素晴らしい。

特選ロースが品切れだったので、代わりにポン酢で食べる上ロースを頼んだ。
上ロース自体は旨かったが、ポン酢がちょっと強すぎるので、せっかくの肉の甘みを感じにくい。
傳々のようなまろやかさのあるポン酢であれば、もっと美味しく味わえただろう。

今回一番楽しみにしていたのは、特選厚切りはらみ。
運ばれてきた特選厚切りハラミは、非常に美しいサシが入っている。
これを見ただけで期待が更に高まっていった。
1枚目を焼いて気づいたのだが、このハラミが凍っている。
せっかくの上質なハラミが絶妙な焼き加減で味わえなかったのだ。
厚切り肉を凍った状態で出すという行為で、Hodoriに対してちょっとした幻滅があったのは肉好きであれば当然であろう。
残りのハラミは網の傍で常温に近づくのを待ってから焼いたのだが、これは非常に旨かった。
次回はぜひ生の特選厚切りハラミを食べたいものだ。

最後は塩ギアラを焼きつつ冷麺で〆た。
今日のお勧めの塩ギアラの脂を冷麺がすっきりさせてくれ、〆にはぴったりの組み合わせである。
久しぶりのHodoriだったが、やはりいつも思うのは、来るたびに肉質が一定しないこと。
それと今まで常に品切れで食べたことのない、リブ芯をつかった特選厚切りステーキを今回も食べれなかったことだろう。
特選厚切りステーキを食べるまでは、まだ何度か通うことになるだろう。
全体としては、なかなかのお店だと思うので、仕入れにもっと力を入れて欲しいと願ってやまない。