No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年8月22日 薩摩牛の蔵 赤坂店

いよいよこの日で焼き納めだ。
しばらく一人暮らし状態だったが、大事な家族が一人増えて戻ってくる。
焼きは自主規制することを心に誓って深夜に最後の焼きに向かったのは会社の近くの牛の蔵。
いつも通りレバ刺しから。
牛の蔵は厚切りと薄切りの両方が提供されるが、どちらもなかなか。
深夜の焼肉は、疲れた身体に染渡るこのレバ刺しがたまらないのだ。

今回は焼き納めであり、人数も二人だったので、牛の蔵盛りを頼まずに単品での注文とした。
極上タンステーキはいつも通りなかなかの旨さ。
最近極めつつある自分のタンの焼き加減にうっとりとしてしまった。

タンの余韻から一気に目覚めるお皿が運ばれてきた。
単品で注文した極上ヒレ、極上ミスジステーキ、ザブトン、極上ロース焼しゃぶが一皿に盛られている。

ヒレはいつも通り、旨い。
ミスジは大判で薄切りにしてもらったが、この方が私の好みだ。
ただ、今回のミスジは若干熟成が足りない感じは否めなかった。

ザブトンは美しいサシが十分に入っていて旨い。
この厚みで蕩ける食感なのだから恐れ入る。

普段牛の蔵盛りに入っている焼しゃぶしか食べた事がなかったが、極上ロース焼しゃぶは素晴らしかった。
サーロインを使用していると思われたが、この甘みがすごい。
こんなメニューを見逃していたことをただただ深く反省した。

単品での盛り合わせで気分を良くしたため追加注文。
極上ハラミ厚切りもしっかりとした旨さがいい。

極上サーロインステーキはいつもの旨さ。
やはりサーロインは〆の冷麺にぴったりだ。

今回でしばらく焼き納めだが、最近の焼きのほとんどを供にして、今回も深夜まで待ってくれていた焼き仲間に感謝したい。
さて、いつまで焼かずに我慢できるだろうか。