No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年8月6日 よろにく

知り合いから『よろにくに行きたい』と言われて、焼肉の真髄を味わってもらうことに。
いつものお任せはユッケから。
今回のユッケは塩ユッケと平ユッケ。
この塩ユッケはかなり衝撃的。
シンプルな味付けだが、お肉の味が濃くて旨い。
平ユッケは甘いタレがお肉にぴったり。
噛む毎にタレに負けない旨みが溢れてくる。

続いて握りは、通常の握りと炙り握り。
炙ってある物と炙ってない物の違いは口に入れると歴然。
どちらも甲乙つけがたい旨さ。

驚愕の盛合わせが登場。
タン元、ハラミ、そして一番手前の強大なブロックが何だか分かるだろうか!?

相変わらずよろにくで食べるタン元は最高である。
ある程度の厚さがあるから生まれる表面の食感と、飲み込むのが勿体ないジューシーな肉汁によって、私を含めたテーブル全員の顔から笑みがこぼれている。
仕入れが素晴らしいのは勿論だが、その中から、極上の部分をいつも出してくれるVANNEさんには感謝するのみである。


ハラミの旨さも格別だ。
贅沢な要望を言わせてもらえるなら、これほど旨いハラミなのだから、もう少し厚切りで肉繊維を噛み切って食べてみたい。
贅沢すぎる要望であるが・・・。

そして、あの巨大なブロックは何だったのかと言うと、あれがシャトーブリアンなのだ。
これって原価割れしてないの!?
繊細な肉繊維の塊を贅沢に頬張って食べると、かつて味わったことのない旨みが広がる。
これは旨すぎて辛いかも。
こんな旨いモノ食べたら、これ以上のモノってどうしたらよいのか。。。

ニンニクパウダーがかかったカタサンカクは、最近のお気に入り。
若干厚切りだが、厚さを全く感じさせない柔らかさと、赤身の濃厚な旨みにニンニクパウダーがマッチしている。

カニクは写真では伝わりにくいが、カタサンカクと同じように大きな塊で登場。
これまた濃厚な旨みがあり、モミダレの甘さと相まって、かなりの旨さ。

ここで本日二度目の登場。
そう薄切りタレのシャトーブリアンです。
これまた素晴らしいシャトーブリアンで、説明不要の旨さ!
蕩けるわけではなく、肉繊維自体の柔らかさと肉自体の旨みに悶絶。

何度食べても飽きない旨さなのが、ミスジ、厚切りのサーロイン、薄切りのサーロイン(シルクロース)。
これも説明する必要がないでしょう。
もし焼肉屋さんでミスジやサーロインを美味しいと思ったことがない人には、絶対のオススメ。



最後は巻き。
だが、今回はたっぷりのタレと卵の黄身で初めての食べ方。
はっはっはっ、笑っちゃうね。
旨すぎる。


〆に素麺、カキ氷、アイスクリームまで食べて大満足。
常に満足させられているが、今回のシャトーブリアンは"祭り"のようであった。
それほどのインパクトと感動を受けた。
満ち足りた心と胃袋で表参道へ向かいながらも、終電が・・・。