No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月10日 ぱっぷHOUSE 渋谷本店

恒例となっている年末のチャンピオンカーニバル
今年もぱっぷHOUSEでBMS12のチャンピオン牛を食べてきたので報告したい。
チャンピオン牛とは関係ないが、一応注文したレバ刺しは、一切れが小さく甘みを感じにくい。
可もなく不可もなくといった印象。

いきなり大迫力のリブ芯が登場。
チャンピオン牛の名に恥じないサシが入っているが、BMS12ならもう少しサシの細かさを期待したい。
蕩け具合も素晴らしく甘みもあって旨い。


腕三角は、肉質を考えると、もう少し薄切りで食べたかった。
赤身の旨み自体はそれほど強くない。

リブロースの一部、エンピツは不思議な食感。
肉繊維がしっかり感じられるのだが、その繊維が柔らかで旨みもある。
これはかなり好みかも。

マクラは、肩ロースの一部でエンピツから続く部位。
エンピツほどの食感の良さはなく、それほど感動しなかったのが残念。

大好きな部位が登場した。
それは芯三角だ。
サシも細かく、チャンピオン牛の風格がある(笑)
焼き上げた芯三角は、表面のカリッとした食感と中の蕩け具合のコントラストが何とも言えない。
風味もあって、その旨さはさすがチャンピオン牛とうなずくMeatだ。

巻きの姿の迫力は傳々と双璧だろう。
この巻きの蕩け具合は半端じゃない!
ここまですごい蕩け方をされるとご飯が欲しくてしかたなくなる。


店員さんに強く勧められたのがカイノミ。
出てきたカイノミの巨大さに一同絶句。。。
明らかに網の直径より大きい。
どうやって焼けというのだろうか!?
仕方ないので、半分は塩で、半分はモミダレで揉んでもらった。
塩味も旨いが、個人的にはタレが非常にマッチしてて好きだ。



今回の正肉で唯一チャンピオン牛でないのが大阪カルビ。
要は骨付きカルビだ。
若干焦がし目で食べてみると、タレの香ばしさとお肉の旨みが相まって、非常に旨い。
これぞ焼肉と言える旨さだ。

〆のホルモンは、シマチョウ、丸チョウ、ツラミ。
シマチョウ、丸チョウは、顎のトレーニングのようだ(汗)
ツラミは何故かカルビのような味わい。
BSE騒動の時に、"ねぎし"でカルビ定食をよく食べたものだが、その時の味にそっくり。

1年ぶりの恒例のチャンピオン牛であったが、残念ながらどれも冷凍状態でちょっとガッカリした。
しかし、サシの入り方、甘みはさすがチャンピオン牛と思えるもので、サシ好きの私的には大満足であった。
ただ、この後予定していた"つる屋"への"はしご"は断念せざるを得ない状態に追い込まれてしまったが。