No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月29日 金竜山

2009年(肉年、丑年)最後の肉の日に相応しい焼肉屋といえば金竜山だろう。
いつもの指定席で、おばちゃんと軽い会話を楽しみつつ最初のお肉を待つ時間は非常に心地よい。
年末の為、ちょっと心配だったレバ刺しは、臭みもなく安心した。

ミノ刺しもなかなか旨い。

上タンは薄切りにもかかわらずジューシーで、薄切りでしか味わえない独特な食感も最高。


ハラミはサガリ部分がでてきたが、これは平凡な印象。
普通に旨いが、値段を考えると割高。

中カルビは相変わらずの見事なサシが眩しい。
さすが金竜山と感じる素晴らしい旨さだ。


上カルビは、これまた見事なサシが散りばめられている。
舌の上でじんわりと蕩ける食感と、どこまでも甘い脂のマッチングは普段の中カルビの比ではない。
今日こそは食べまい、と我慢していた禁断の白米に手を出してしまった。
はぁ〜本当に旨い。


特上カルビは、サーロインであろうか。
惚れ惚れするほどの美しさ。
軽く炙った状態でくるくると巻いていき、一番外側の面だけは若干強めに焼き上げる。
恥ずかしながら、一口食べて鼻息が荒くなってしまった(笑)
口から出るのは『うんま〜い』という言葉のみ。
素晴らしい肉質で、口の中に芳醇な旨みが残る。


特選ロースは細かなサシがびっしり入っているが、全くしつこさもなく、(お財布が許すのであれば)何枚でも食べれてしまう。



最近よく食べるサーロインは特上カルビと同じお肉だろうか。
Ms.Meat日本代表に推薦したい程のプロポーション
Ms.Meat日本代表に失礼のないように、表面を焼いた後に、網の端っこでじっくりと熱を入れていく。
個人的にサーロインは、厚切りよりも薄切りの方が好きなのだが、このサーロインに限っては間違いなく厚切りが旨い!
こんな旨いサーロイン食べたことある人自体があまりいないのではないだろうか。
今年最高のサーロインに出会った瞬間である。


ホルモンはミノ、上ミノ、コブクロを注文。
おばちゃんの勘違いで、上ミノがないと言われたので頼んだミノは普通かな。
上ミノがその日に届いてたのが発覚して頼んだ上ミノは、並のミノと段違いのサクサクとした食感。
うむむ、金竜山らしい旨いミノだ。

コブクロもいつも通りの旨さ。

久しぶりの金竜山であるが、相変わらずの極上の肉質と、MeatとRiceをつなぐ最高の架け橋となっているタレも本当に旨い。
“Mecca”の名に相応しい、比類なき存在感を感じた夜であった。