No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年5月22日 炭焼喰人

実家に帰ったので、ちょっと遅くなったが『母の日』を祝うことに。
『母の日』と言えば、お祝いと言えば勿論焼肉。
ハツ刺し
サービスで出してもらった一品。
ハツの食感が良く、なかなか旨い。
辛みが私にはちょっと強いが、お酒を飲む人にはちょうどいいのかもしれない。

シマチョウ
これもサービスで出してもらった一品。
傳々風におろしポン酢やネギムンチが用意されている。
試作品ということで、これから色々な改良が必要であるが、”他のお店の良いところを学ぶ”という姿勢はさすがである。

厚切り上タン
炭焼喰人の厚切り上タンはここでしか食べられないほどの超厚切りが特徴だが、今回は敢えて半分の厚さでお願いした。
ただし、これでも他のお店の厚切りと同等か、それ以上なのだが。
パンパンに詰まった肉汁のジューシー感と歯応えが最高で、本当に旨い。
必食度:4

カイノミ
店員さんのオススメ通り素晴らしい肉質だったのがカイノミだ。
巨大な塊のまま焼き上げ、肉汁を一滴たりともこぼさないように閉じこめる。
ヒレのような柔らかな肉繊維の食感と大量の肉汁は、炭焼喰人で食べたカイノミの中で歴代No1と言える。
必食度:5

厚切り上ハラミ
厚切り上ハラミは巨大なブロック。
子供のおもちゃのプラレールを一回り小さくしたような感じだ。
肉繊維の弾力に、私の心の奥底にある野生の本能が刺激される(笑)
もう少し塩が強いと、旨みが強烈に感じられると思う。
必食度:4

厚切り上ロース
贅沢にブロック上にカットされたザブトンの表面を焼き固め、肉汁がギュッと閉じこめられている姿には生唾を飲まざるを得ない。
山葵醤油との相性は抜群で、旨みが非常に強い。
必食度:5

上ロース
薄切りの上ロースはトモサンカクだろうか。
舌の上で蕩けながら広がる甘みは、やはりタレが一番。
必食度:3

岩中豚サムギョプサル
以前よりカットが厚めに感じられるが、食感としてはもう少し薄切りでも良い気がする。
サンチュがちょっと乾いていたのが残念だが、豚の脂はやっぱり旨い。
必食度:2

久しぶりの塊肉祭りは想像以上の満足度を感じられた。
もし肉好き仲間数人で訪れるならば、運ばれてきた塊、溢れ出す肉汁、そして旨みに歓声を上げるだろう。
ただし焼きテクニックに自信のない方は、店員さんに焼き方を教えてもらうのが無難だと思う。