No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年11月18日 エイジングビーフ

お恥ずかしい話だが、外資系企業に勤めていながら、英語が恐ろしく苦手である。
今回英語力改善を目的として、朝9時から夜9時(+宿題)まで休日無しでの2週間缶詰研修に参加している。
そう、現在進行形なのだ(汗)
場所は北千住。
せっかくこんな(失礼!)場所まで来ているのだから、忙しい時間をやりくりして、近隣の焼肉屋さんの調査及び現状確認をしてみた。
まず第1弾はエージングビーフ
最近流行の熟成を前面に押し出したお店だが、精肉店ドライエージングしたものを部位ごとに真空パックして仕入れているようだ。
深夜である事と一人焼きである事を勘案して、最高級熟成和牛5種盛り合わせのみの注文で我慢。
日によって違う盛合わせのこの日の中身は、特選ヒレ、本みすじ、ザブトン、サーロイン、三角バラ。
特選ヒレ
ジューシー感はないが柔らかな肉質が印象的。
ドライエージング特有の風味も抜群。
中毒度 4

本みすじ
熟成された風味はしっかり感じられるが、みすじ特有の食感ではない。
しかし、タレでも塩でも旨い。
中毒度 3

ザブトン
筋っぽい上に、お肉の味がほとんどしない。
中毒度 1

サーロイン
サシが少なめで3番位であろうか。
サーロインらしい溢れる旨みは味わえないが、お肉自体の味わいはしっかりしてて旨い。
肉質も見た目以上に柔らかに熟成されている。
中毒度 3

三角バラ
バラ肉は脂が強すぎて、長期熟成に向かないと思っていたが、サシが少な目のバラ肉のため、なかなか良く感じる。
ただし、お肉の味が弱い。
中毒度 2

熟成は間違いなくお肉を旨くさせる。
しかし、品種、個体差、部位、食べ方にあわせて、最も適した手法(ドライorウェット)や期間があるはずだ。
ただ単に熟成という言葉に踊らされないように気をつけてたいと思う。
ちなみにエージングビーフは、熟成によって、部位ごとの味わいが似てきてしまっているが、和牛らしい風味がしっかり感じ取れる旨いお肉が食べられる。
CPも素晴らしい。
全体的にタレより塩がオススメ。