No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年12月28日 よろにく

年末を控え、行っておかねばならないお店がある。
何故か?
答えは単純で、私が知る限り、不動のNo1と言えるお店だからである。
今回もVANNEのお任せに期待は高まるばかり(笑)
ユッケ
いつものぶつ切りユッケだけで食べても十分旨いのだが、今回は揚げた蓮根にユッケを乗せ、さらにシソを少し。
バケットに乗せて食べる時のような蓮根の食感が非常に良いアクセントになるのだが、蓮根の優しい甘みもまた素晴らしい。
すっきりとした旨さ。
中毒度 5

白センマイ刺し
軽くペッパーを振ってあるのだが、これもほど良いアクセントに。
特にセンマイ自体のシャキシャキとした食感は特筆物。
中毒度 5


肉そうめん
京都のいっしん風の肉そうめん。
部位は肩三角。
甘めの味付けで、口当たりもいい。
シンシンとか内モモの肉そうめんも食べてみたい。
中毒度 4

刺身
部位はタン元、肩三角、肩芯の3種類。
通常のタン刺しは、食感ばかりで旨みに乏しいが、"よろにく"のタン元は生とは思えないほどしっかり旨みが感じられる。
肩三角は、お肉の風味が良く出ている。
肩芯は甘みが濃厚で蕩ける食感。
トモサンカクを食べているようだ。
中毒度 4



ハツ
密度が高く、歯切れが心地良い。
ホルモンが苦手な人でも食べれるほど、臭みもない。
中毒度 3

タン元
タン元は薄切りと厚切りの2種類。
薄切りは片面焼きで、肉汁を軽く浮かせて、官能的な舌触りを経験すべし。
厚切りは黒タン特有の濃厚な旨みに溺れるべし。
中毒度 5



ハラミ
厚切りの塊をじっくりと火入れ。
こういったお肉は、普段考え続けている『焼き』を発揮するにはもってこいだ。
こうやって、私の『焼き』が完成されていく。
こういった弾力のある歯応えは、極上のハラミからだけしか味わえない。
中毒度 4


シンシン
プレーンのシンシンをサッと炙って口に放り込む。
和牛らしい風味が鼻に抜ける。
中毒度 4

ツチノコ
薄切りタレのヒレ
甘めのタレに負けないしっかりとした旨みがあり、舌の上でほどける肉繊維は上品そのもの。
空気を含めるように丸めて食べると、ヒレ特有の食感を最大限味わうことができる。
中毒度 5

ミスジ
どの部位も、味付けやカットで最高の食べさせ方を提供してくれる"よろにく"だが、この赤ミスジにも素晴らしいカット。
赤身好きは必食。
中毒度 4

ササミ
ササミにしては珍しいカット。
薄切りで、繊維に対して直角ではなく、繊維に沿って包丁を入れてある。
ササミ特有のジューシー感は薄いが、薄切りのため、思ったほど食感は悪くない。
中毒度 3

ミノ
まるで貝を食べているようなシコシコした食感。
歯切れの良さが心地良い。
中毒度 3

ミスジ
色々なお店でミスジが食べれる時代どころか、スーパーですらミスジが購入できる時代になったが、本当にミスジを知って人がどれほどいるのだろうか。
まず、このミスジを食べて欲しい。
中毒度 5

シルクロース
薄切りタレのサーロインだが、この日は特にすごい。
これほど見事なサーロインにはそうそうお目にかかれないだろう。
薄切りサーロインは、脂の甘みとジューシー感、そして香ばしさのコンストラストを味わうのが最高だと思う。
最高のお肉には最高の焼きで応えるのが、肉好きだろう。
最高の旨さであった。
中毒度 5+


肩芯
厚切りの肩芯は、通常ポン酢で食べるのだが、今回は・・・。
サンチュで包んで頂きました。
何とも贅沢な食べ方だが、全体のバランスが取れているのが、流石といわざるをえない。
中毒度 4


タテバラ握り
通常厚切りのロースを食べた後は素麺で〆だが、今回はお肉3品で〆る。
第1弾のタテバラの握りは、酢飯で口の中と喉がすっきり。
そして、しつこさのない甘みが、和牛の旨さを再認識させてくれる。
中毒度 5

ヒレカツ
第2弾は、軽く炙った厚切りの揚げてヒレカツに。
薄い衣の食感と、ヒレでしか味わえない食感の融合が、至福の瞬間を体験させてくれる。
さらにコプチャンでコクをだした特性ソースも旨い。
今年一番ハマッた焼き以外のメニューは間違いなくヒレカツ
中毒度 5+



肉茶漬け
第3弾は、薄切りのサーロインを使ったお茶漬け。
食べた人にしか分からないと思う。
これが旨いんです。
最高の〆。
中毒度 5


年末に最高の焼肉を味わえる幸せ。
最高の年末。
どんなお店に行っても変わらない、やはり東京No1は不動だろう。
来年も通い続けたい名店。