No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年5月24日 ゆうじ


お任せを堪能するつもりで訪問した"ゆうじ"だが、この日はとにかくいっぱいいっぱいで、お任せにはいつも以上に時間がかかるらしい。
かつてお任せ完了まで4時間30分かかった経験を持つ私の足は震えた。
悩んだ挙句、恥ずかしながらお任せではなくアラカルトで注文することを選んだ。
肉好きにあるまじき行為かもしれない。。。
とは言え、アラカルトでもその力が霞んでしまわないのが"ゆうじ"のすごさだろう。
レバ刺し
とてつもない甘み、そして滑らかでありながらしっかりした舌触り。
頷くことしかできない旨さ。
満足度 5

ハツ刺し
レバに勝るとも劣らない鮮度のハツ。
コクのあるタレとの相性も抜群。
満足度 4

モツ煮
いつもより甘みが強い感じがするというか、少し甘すぎかな。
モツの旨さは間違いないのだが。
満足度 3

豚タン
小さい頃からの好物で、個人的に思い入れがあるのが豚タン。
焼肉屋さんで食べれる豚タンでは、"ゆうじ"の豚タンが一番好きだが、この日はタンに少し臭みがある。
満足度 2

ホルモン
シマチョウを塩で。
"虎の穴"の辛さん風に丁寧に火を入れていく。
しっかりと火の入った脂の旨み、そして軽く火を入れた程度の皮の歯切れの良さは異次元レベル。
これは1人1皿食べたくなるほどで、尋常じゃない。
満足度 5

上ミノ
ザクザクの噛み応えは流石。
しかし真骨頂は、その味付けの絶妙さかもしれない。
満足度 4

ギアラ
この肉厚さは極上品の証。
奥歯で噛むと、ジュワーと溢れる肉汁が魅力的。
満足度 4

膵臓
他のお店ではなかなか食べれないが、これが実に旨いのだ。
特に若い方には堪らないはず。
満足度 4

ハラミ
ハラミの中でも薄い部分で、肉厚なハラミのようにはカットできていない。
カットと肉質の問題で噛み応えがあまり良くない。
満足度 3

モモ
しっとりとした食感。
軽く炙る程度で食べるのが一番。
満足度 3

コプチャン
優しい甘みがある味付けで、コプチャンの旨さがより引き立つ。
シマチョウより脂のしつこさがあるかもしれないが、これは好みの問題だろう。
満足度 3

終わってみれば、アラカルトでも大満足という結果。
しかも3時間20分でフィニッシュ。
久しぶりの"ゆうじ"で感じたのは、鮮度抜群の素材とそれを最大限に活かす為の時間をおしまない丁寧な下処理。
凄みを感じるすごさだった。
2回連続アラカルトなんで、次回はお任せが食べたいなぁ。