No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年7月5日 ゆうじ



ホルモンを超えたホルモン。
ホルモンの鮮度は勿論素晴らしいのだが、それだけではなく、味付けやカットも他店と一線を画す。
そして、正肉もホルモン屋さんとは思えないレベルなのだ。
今回は久しぶりのお任せで、その真髄を味わう。
もつ煮
もつの甘みが余すところなく引き出されたもつ煮。
何故かこれだけでも満足してしまうレベル。
満足度 4

刺身盛合せ
レバ、ハツ、センマイ、トモサンカクの贅沢な盛り合わせ。
レバは甘みが強烈。
いつ食べても他店を遥かに凌ぐこのレベルは驚異的。
ハツも鮮度の良さを感じさせるが、いつものコクのあるタレで食べたかった。
センマイはシャキシャキ。
トモサンカクは絶妙な薄切りで、舌の上で甘みを広げながらふんわりと消えていく。
満足度 5

塩系ホルモン盛合せ
豚タン、牛タン、フワ、脂付ハツ、シキン、すい臓、ハツモト、ギアラ、ガツシン、ミノサンド、テッポウ、コブクロ、ヤン、シマチョウの盛り合わせ。
素材にあわせたカットと味付け。
これほど繊細なホルモンは、"ゆうじ"以外では食べたことがない。
個人的な好みでは、トロリとしたすい臓、感動的な歯ごたえのガツシン、噛めば噛むほど旨みが溢れるヤンが特にオススメ。
満足度 5

赤身盛合せ
目を見張る中身はヒレ、ハバキ、サーロイン、ザブトン。
小振りだが厚みをもたせたカットのヒレは、ヒレの端っこだろうか。
シャトーブリアンのような繊細な食感とまではいかないが、なかなかのレベル。
ハバキは赤身らしい旨みがあり、その旨みも濃厚。
サーロインはしつこさを感じるギリギリのライン。
ザブトンは"ジャンボ"とはいかないまでも、ザブトンらしい食感が強く旨い。
満足度 4

流石と言わざるを得ないレベル。
考えつくされたメニューの数々には完全に参った。
ホルモンと正肉で網の種類を変える工夫にも感心するしかない。
この満足感さえあれば、とてつもない焼肉臭による周りからの視線にも耐えられる。