No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年7月6日 格之進R



前回あまりの塊肉の旨さに感動した"格之進R"に早くも再訪してしまった。
しかも今回は、前回の塊肉コースを突き進めてもらって、更に激しく贅沢な塊肉祭りとなった。
最初の盛り合わせは一口サイズのお肉達。
アマミスジ
さっぱりとしていて旨みもしっかり。
見た目が冴えない部位だが、間違いなく旨い。
満足度 3

ヒレ
しっかりした厚切り。
繊維質の食感も繊細で、ジューシーな肉汁に旨みが詰まっている。
満足度 3

ランプ
赤身のしっかりした味わい。
満足度 3

ハネシタ
これも厚切り。
ジューシーな肉汁が広がるが、お肉自体の味があまりしない。
満足度 2

ヒレミミ
カイノミのような食感。
満足度 2

盛り合わせの第2弾は、今まで見たこともない肉塊達。
ゴロゴロと鎮座した肉塊はイースター島のモアイ像のようだ。
ここからは社長の千葉さんに焼いてもらって食べる。


ランプ
どれもこれもそうだが、すんごい塊。
火入れが僅かに足りない感じはするが、肉を食べてる感じがすごく、肉汁に詰まっている旨みを強烈に感じる。
満足度 4


シャトーブリアン
どのお肉も同時に強火で火入れしているので、表面に火が入りすぎている。
シャトーブリアンは強火で焼くと、表面が硬くパサつき易いので、ちょっと残念。
しかし、表面以外の完成度は素晴らしく、シャトーブリアン特有の繊細な味わいと食感に大満足。
火入れだけが勿体無いなぁ。
満足度 5


イチボ
塊肉軍団の中で最も完璧な焼き上がり。
肉質の素晴らしさを100%引き出した火入れで、ここまで口の中で弾ける旨みは初体験。
今年食べたイチボで間違いなくNo1。
満足度 5+


リブ芯
今まで色々な塊肉を食べてきたことがあるが、こんな厚みのリブ芯は初めて。
この厚みの食感はイチボに近い感じがする。
しかしすごいなぁ、これ。
満足度 5


リブ巻き
リブ巻きまでも塊で焼くとは・・・。
噛み締めると、水風船に針を刺したような勢いで肉汁が飛び散るが、赤身の旨みよりもうやはり脂の甘みがかなり強い。
間違いなく旨いのだが、これは塊でなくても良いかもしれない。
満足度 4


過去最高の塊肉祭りで興奮がしばらく収まらない。
それにしても今回は全て同じ固体ということであったが、とにかく旨みが強い素晴らしい肉質であった。
焼肉屋さんとしては全体のバランスや味付け、ロースター等、個人的に気になるところがあるのだが、それを補って余りある肉質とインパクト、そして千葉さんの牛にかける愛情。
市場で高値で取引される格付けの牛ではなく、自分が旨いと思う牛を育てて、それをお店で出されている、という偉業にひたすら感服する。
私の文章力ではこの感動を伝えきれないのが残念でならない。