No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年10月21日 くにもと 本店



前回の"くにもと"訪問からちょうど1週間。
あまりの満足度にまた訪問してしまった。
今回はちょっと奮発して別格セットで攻めてみよう。
まず最初は1週間前と同様にローストビーフから。
相変わらず旨し。

特選ハラミは塩で。
大振りで迫力満点のハラミだが、そのジューシーで濃厚な旨みは想像の域を超えている。
塩ダレの加減も素晴らしいよ。

特選肩ロースも塩で。
見事なサシの入った肩芯で、風味とコクに思わず身をよじってしまう。

特選サーロインからタレへ。
サシの甘さは勿論だが、赤身から広がる旨みとタレとの相性が抜群。
しつこさなど皆無で、ただただ唸るのみ。

特選イチボの見た目はそれほどではなかったが、自分の目を恥じるほどの旨さ。
弾けるような赤身自体の旨みをタレが柔らかく包み込んでいる。

最後は特選ヒレ
まさに『言葉を失う』とはこの事。
出来ることと言えば、目を閉じて、僅かな旨みも逃がさないように味わうことのみだろうか。


追加オーダーはシンタマと切り落とし。
真っ赤なシンタマだが、その肉質の良さのおかげだろうか、なんとも言えない優しい食感。

切り落としは、職人技を感じさせるカットのオンパレード。
端っこの部分ではあるが、焼き易さと食感を考慮された見事なカット。
端から見れば、宝探しのように黙々と上肉を捜す姿は鬼気迫るものがあっただろう。

さすがは別格セットを言うべきであろうか。
全てが主役級。
満足度も半端ない。
次回は飛び切りセットを攻めてみよう♪