No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年1月7日 七厘

3連休初日は家族サービス。
子供も嫁さんも焼肉が食べたい、と何とも嬉しい意見があったので、早速家族での焼き初め。
晦日のしゃぶしゃぶ用のサーロインが嫁さんに好評だったので、お店は"七厘"にすんなり決定。
メニューは今回も幻のタン+お任せコース。
幻のタン
その食感、旨み、風味全てが完璧なタン。
こんなに滑らかな舌触りなら薄切りでも食べてみたいし、奥歯を通して本能を直に刺激するこの旨みなら更に厚切りでも食べてみたい、そんな夢を抱いてしまう。
満足度 5


サーロイン
サシがスーと蕩けるのだが、これが驚くほどさっぱりしている。
風味とコクが濃厚で、味がしっかりと乗っている。
"傳々"を彷彿させるような、贅沢極まりないカット。
こんな"七厘"の最高のサーロインを最高の状態に仕上げる『焼き』に(たぶん(笑))行き着いた。
満足度 5

ハラミ
弾けるような肉繊維の弾力とまでいかず、逆に太い筋が気になる。
ただ、肉汁の量はすごく、食べ応えあり。
ハラミは難しいね。
満足度 3

ブリスケ
塩のブリスケって本当に旨いね。
噛み締める喜びを感じる。
満足度 4

ランボソ
熟成を感じる風味で、しっとりとしている。
柔らかだが、奥歯でしっかりと旨みを感じる。
"ジャンボ"のランボソにかなり近い。
満足度 4

トモサンカク
極上の肉質を最大限に活かすカット。
ここまでサシが入っているのに、しつこさなど微塵もなく、奥深い味わい。
満足度 5

イチボ
しつこさはないが、赤身の旨みよりサシが前面に出ていて、カルビを思わせるイチボ。
とはいえ、疑いようのない旨さ。
満足度 3

内モモ
噛む毎に広がる旨み。
こういった赤身を食べてしまうと、なかなか他のお店で満足できなくなってしまう。
満足度 4

子供食べていたお肉を一口だけ味見させてもらったのだが、一心不乱に頬張っていた理由を理解した。

毎回驚かされる安定感は、2012年も健在だった。
この抜群のCPで、都内トップレベルの焼肉を提供し続ける中原さん、そして料理長の努力には頭が下がる。
しかし、まだまだ進化しそうなお店なのだから恐ろしい。