No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年1月10日 ほりたん


明治座グループが出した焼肉屋さん"ほりたん"を新規開拓。
数寄屋橋交差点の目の前で、立地の良さはすごい。
今回は贅沢コースをオーダー。
アボガドと牛炙りのユッケ味
組み合わせが面白く、最初から好印象。


特上サーロインステーキ
余分な脂が残ってはいたり、1人分の量が多すぎて飽きてしまう感じもあるが、肝心のお肉はコクがあって、しっかりした味わいで、間違いのない品質。

特上厚切りタン
和牛ではなくニュージーランド産のタンで、臭みが残っているのが残念。

ランプ
鼻に抜ける風味があり、ランプらしい食感としっかりした味わい。

イチボ
しっかりしたサシはあるが、まろやかな感じで、しつこさはない。
噛み締めるとすっきりした肉汁が溢れる。

カイノミ
隠し包丁が深すぎて、カイノミ特有の繊維質が活かしきれていないが、旨みは濃厚。

ザブトン
脂がちょっと強いザブトン。
焼肉としては旨いが、カットをもう少し工夫すれば、もっと印象も違いかも。

シャトーブリアン
寝かせすぎで味が抜けた印象。
思い入れがある部位だけに残念。

特上カルビ
ここからタレ。
普通に旨い。

トモサンカク
これも普通。

上ハラミ
タレとの相性はちょっと難しいが、ハラミ自体は肉汁がしっかりした上質なもの。

ミスジのほりたん焼
ミスジのすき焼きのようなもの。
もう少し食感に滑らかさが欲しいミスジだが、外さないメニューかな。

全体的に、お肉自体は良いものを揃えている印象。
ただ、カットがとにかくオーソッドクスすぎて、部位の特徴を活かしきれていないのが勿体ない。
部位の細分化をしているのであれば、もう少し部位の違いを活かしたカットや味付けの工夫が欲しくなる。
オープン間もないので、これからの進化に大いに期待したい。