No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年1月17日 江戸前肉割烹 さゝや


2012年は焼肉以外の肉料理も幅広く開拓したいと考えているのだが、『江戸前肉割烹』とは何とも気になる言葉を目にした。
そんな誘惑に誘われて、すぐに訪問にしてしまうのは、肉好きの性なのだろうか。
肉そば
馬肉を使っているのだが、綺麗な赤身の部分。
ちょっと癖のある味わい。
満足度 2

原始焼は、お肉を塊のままに串を打ち、白炭がくべられた炉で焼き上げる。
シチュエーションに興奮しつつ、タン、サガリ、ロースをオーダー。
タン
大沼牛と呼ばれるホルスタインのタンの根本部分を相当な分厚さで焼き上げてもらう。
おおおおお
ホルスタインと聞いて、油断してたが、しっかりとした旨みがあって、実に旨い。
満足度 4


ガリ
こちらも大沼牛のサガリ
ガリ自体の旨さもなかなかだが、用意された薬味(神楽南蛮味噌、山わさび、わさび、すだち)の中でも、山わさびとの相性が抜群で、これでワンランク上のステージに引き上げてくれる。
満足度 4


ロース
北海道の大沼牛と黒毛和牛がメインとのことだが、この日は山形牛のロースも用意されていた。
脂の甘みはあるが、赤身の味わいがあまりしないロースで、悪くはないがちょっと物足りない。
満足度 3


焼鉄
焼鉄(江戸焼き)とは、サイコロカットのお肉を江戸甘味噌ベースの味付けで食べる牛鍋である。
今回は大沼牛と黒毛和牛の食べ比べ。
大沼牛はホルスタインらしいというか、こちらの想像通りの食感。
旨みは普通。
黒毛和牛も肉質自体は普通。
味付け自体はちょっと薄めで、お肉自体も旨みが強くないので、全体的に物足りなく感じる。
満足度 3






肉割烹の真髄を味わうようなメニューは食べてないので、まだまだ開拓が必要だと思うが、炉で焼かれる塊のお肉は必食だろう。
炭、とりわけ白炭によって炉の実力を感じ取れる有意義な体験であった。