No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年2月13日 ゴッサムグリル


ある方に、黒毛和牛以外で今まで一番旨かった牛は何か?という質問をしたことがあるのだが、その方の答えは、黒毛和牛と同じように育てられたジャージー牛とのことであった。
この瞬間からジャージー牛への思いは募る一方、しかし、黒毛和牛と同じように育てられたジャージー牛など探しても全く見つからない。
仕方がないので、まずは普通のジャージーを食べることにしてみた。
今回はドライエイジングしたジャージー牛がウリの"ゴッサムグリル"。
店内の熟成庫で、テンションは最初から上がりっぱなし。
アメリカ産アンガス牛ハラミ肉のグリル
本日のオススメとのことで頼んだアンガスのハラミ。
冷凍ではなくチルドとのことで、お肉の臭みはないもののお肉の味わいがほとんどしない。
一番驚いたのはその食感。
ハラミというよりカイノミの食感に近い。
なんとも不思議なハラミである。
満足度 2

テンダーロイン(フィレ)11oz
お目当てのドライエイジングした国産ジャージー牛
正直これはないなぁ。
熟成がうまくいってるとは思えない状態で、旨みはなく、ただただパサついているだけ。
しかもお任せでお願いした焼き加減は、お肉の状態とカットを考えずに強めの焼き色をつけただけのように感じてしまう。
塩だけでは食べれなかったので、パンについてたバターを塗って食べきった。
満足度 0


ニューヨークストリップ(サーロイン)11oz
こちらもドライエイジングの国産ジャージー
サーロインも焼き加減は?だが、ヒレよりは味というか風味がある。
満足度 2


今回は残念ながらジャージー牛の良さやドライエイジングの良さを感じることはできなかった。
これはまずかったのではなく、突出したものを感じなかったということで、実に普通のステーキであった。
これはたまたま日が悪かったのかもしれない。
ただ、子供の頃ファミレスで食べたステーキを思い出して懐かしかった。