No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年2月16日 ゆうじ

知れば知るほどはまっていってしまう。
その魅力に完全に飲み込まれてしまっているのが"ゆうじ"。
今回もお任せでお願いしたが、今回は変化球が多く、興奮状態が収まらなかったのだが、その中身をこれから紹介したい。
刺身
レバ、ハツ、センマイ、ツラミの盛合わせ。
レバは甘みが強く、ハツやセンマイの食感からは鮮度の良さが伝わってくる。
ツラミは噛む毎にお肉自体の甘みが引き出される。
満足度 4

モツ煮
いつもよりトロトロに煮込まれた感じ。
満足度 3

ハラミのタタキ
香ばしさを引き出すために表面がカリッと炙られていて、バターのようなコクのあるソースがハラミの肉汁とピッタリ。
とにかくハラミ自体もすこぶる旨い。
満足度 5


塩ホルモン盛合わせ
定番の盛合わせだが、素材を知り尽くした店主の技術の集大成ではないだろうか。
特に今回はタンとヤンの素晴らしさが異常。
満足度 5

赤身の盛合わせ
ササミ、ハラミ、テール、ツラミを塩で。

厚切りのササミは繊維を噛み切り易いように、絶妙な隠し包丁が入っている。
最初はそのまま、2切れ目は禁断のニンニクバターで食べると至福。
満足度 4


テールはプリプリの食感で、筋から引き出される脂の甘みはしつこさがなく旨い。
満足度 4

ハラミは肉繊維がしっかりしていて、自分の中の野獣を感じさせてくれる。
肉汁はどこまでも濃厚。
満足度5

ツラミは軽めに焼いても、しっかり焼いてもそれぞれ違った味わいで、甲乙付けがたい。
満足度 3

ロースの盛合わせ
ヒレ、ザブトン、イチボ、ミスジ、サーロインの盛合わせをタレで。

ヒレと言われてもう一度聞いたが、やはりヒレとのこと。
見た目や食感からだとモモ系のように感じるのだが。
だが、旨いことには変わりない。
満足度 3


ザブトンは蕩ける食感で、甘みも強い。
ホルモンの印象が強い"ゆうじ"だが、正肉のレベルがまた一段上がったような気がする。
満足度 4

イチボは、サシの甘みと赤身の旨みの両方が仲良く寄り添っている。
満足度 4

ぱっと見は何だか分からなかったのがミスジ
脂が強くてミスジっぽさはあまりない。
ちょっとしつこいかな。
満足度 3

サーロインはタレに負けない風味とコクがある。
サーロインもずいぶんレベルが上がってるなぁ。
満足度 4

ホルモンチャーハン
今回の〆はカレーではなくホルモンチャーハン。
チャーハン自体は普通だが、食感の良いホルモンが良いアクセントになっている。
旨し。
満足度 3

出てくるお皿の随所に店主の素晴らしい技術や工夫が散りばめられていて、その素晴らしさには驚くばかり。
とにかく、お店を出た瞬間というか、お会計をしている時から、次回の訪問が待ち遠しいお店。