No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年3月28日 葉山

東京では珍しく三田牛を取り扱う焼肉屋さん。
千歳船橋の駅から15分程度歩くと現れる看板、そして中から漏れてくるタレの甘い香りはどちらも焼肉好きのテンションを上げるのに十分なものである。
メニューを見ると、注文後にお肉をカットするなどの拘りも書かれているし、正肉は三田牛と佐賀牛だけで、なんとなく期待も高まるというもの。
牛タンもりあわせ
黒毛和牛タン、特上タン、上タンの盛り合わせ。
黒毛和牛タンはタン中辺りの部分で、周りの硬い部分が食感悪くしているのが勿体無い。
そして、旨みは強烈な味付けに覆い隠されてしまっている。。
盛合せの主役として考えると物足りないが、単純にタン中を食べていると考えると、悪くはない。
満足度 3

特上タンは黒毛和牛と同じ品種をオーストラリアで育てたもので、その根元の部分。
これが驚くほどの旨さで、弾けるような歯切れ、臭みのない心地良い風味、何より溢れんばかりの肉汁に乗った旨みは非の打ち所がない。
満足度 5


上タンはいわゆる白タン。
強烈な味付けにもかかわらず感じる臭みがあり、旨みも抜けてしまっている。
満足度 2


特選三田牛のもりあわせ
サーロイン、特上カルビ、上カルビ、上ロースの盛り合わせ。
厚切りのサーロインは嫌味のない肉汁で、熟成による風味も感じられる。
満足度 3

特上カルビは巻きの脂を残したカットで、しつこさが強調される上に、赤身の味は感じられない。
まぁ普通の蕩けるカルビでしょうか。
満足度 2

上カルビはネック寄りの肩ロースであろうか。
これも脂と強烈な味付けに負けてしまっている。
満足度 2

上ロースは唯一のタレ。
王道のタレと言えるクオリティで、お肉を引き立ててくれるタレ。
お肉自体も芳醇な香りがあり、タレとの相性も申し分ない。
満足度 4

佐賀牛ヒレ 厚切り
最初から気になっていたメニューなので期待は高かったが、切り落としのような見た目でまず落胆してしまった。
味は悪くはないが、塩が強烈過ぎるので、塩は落としてから焼くことを薦めたい。
満足度 3

サンドミノ
最後の冷麺のお供は、カットが非常に面白いサンドミノ。
ミノの歯切れは良くないが、タレがやはり旨いので、〆にはいいね。
満足度 3

メニュー構成から想像すると、お肉(特に黒毛和牛タン)はブレがかなりありそうなので、何度か通えば、部位毎の当たり外れにあたって、このお店の本当の良さが分かりそうな気がする。
またキムチや〆の麺等のサイドメニューが豊富なのも嬉しいところ。