No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年4月5日 七厘


子供の春休みにあわせて3連休を取ったその最終日、都内散策を終えた家族の要望で"七厘"へ。
我が家では、焼肉に行く機会がちょっと多いのだが、子供達を連れて行くことを考えると、まず"ジャンボ"とこの"七厘"が頭に浮かぶ。
どちらも気持ちの良い接客、外れのない旨さ、そして驚く抜群のCP。
家族全員でファンになってしまう名店だ。
この日は、夕方直前の予約であったために、幻のタンはキープできなかったので、お任せコース1本で攻めてみる。
サーロイン
高級部位のサーロインを、大きさと掃除具合共に贅沢なカットで提供される。
最初の一口、一気に広がるサシの上品な甘みに驚き、二口以降、いつまでも噛んでいたくなる赤身の旨みに酔いしれる。
満足度 5

巻き
巻きや三角バラのように、サシの量がある一定量を超える部位は、お肉の味がサシに負けやすいと思う。
ところが、十分すぎる程のサシに全く圧倒されないお肉本来の味わいをもった巻きは本当に久しぶり。
満足度 5
ブリスケ
一般的には硬めの部位であるブリスケを食べやすくするための薄切りカット。
薄切りとは思えないほどのジューシーさは、大判のカットと肉質の良さの証。
満足度 4

ザブトン
ザブトンはやはりタレが良いね。
判の大きさだけでなく、適度の厚さがあり、口の中がザブトンでパンパンになる幸せ。
満足度 4
シンシン
お肉の味の濃さは、今回No.1。
ちょい焼きが、このお肉のポテンシャルを全て引き出してくれるだろう。
満足度 5

内モモ
見た目以上に柔らかな肉質で、ふんわりとした食感。
旨みもしっかり。
満足度 3
肩三角
噛み締めた瞬間に塩ダレが広がり、その後にお肉の旨みが広がるが、モモ系に比べると、塩に押され気味。
ただ、焼肉としての旨さは完璧。
満足度 3

切り落とし
昨年末に改めて"七厘"の切り落としのすごさを感じてから、一度として外れに出会ったことがない。
しかも、650円でも驚きなのに、これがお任せの事前予約をしたテーブルへのサービスだとは・・・。
凄過ぎるよ、中原さん。
満足度 4

急遽決まった焼肉だったので、カメラが携帯しかなかったのが残念であったが、そんな気持ちも吹き飛ばしてくれる焼肉が三ノ輪にあるのだ。