No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年5月2日 虎の穴 恵比寿店


もうすぐ生レバが食べれなくなってしまう。
しばらくはひたすら生レバを食べる事しか私にはできない。
生レバを食べておきたいお店は色々あるが、5月最初の生レバ送別会として選んだのは"虎の穴"。
ホルモン系に関しては、"ゆうじ"と並んで絶対の信頼を寄せられる名店だろう。
今回も辛さんのお任せだが、珍しくお肉以外の写真も添えて、お任せコースの全貌を披露したい。
行者にんにくの醤油漬け

行者にんにく(生)

豚足
胡麻の葉の香りが食欲をそそる。


ユッケ焼き
赤身本来の味わいを大切にした一品。
筋レバ刺し
ニンニクがかなり効いているが、それに負けない甘みがある。
レバを断ち切る食感が心地良い。

しゃぶしゃぶ
タン筋、ツラミ、そしてミノのしゃぶしゃぶ。
出汁との出会いで、タン筋やツラミの上品な味わいが、更に引き立てられている。
中でも、胃袋を鷲掴みされたのがミノ。
ミル貝を彷彿させるシコシコの食感と、中心のレアな部分から感じられる甘みに酔いしれた。


ミノ
しゃぶしゃぶで堪能したミノを焼きでも。
香ばしさが加わることで、風味が強くなるが、しゃぶしゃぶで痺れた甘みは感じにくくなる。

タン筋
4人で8枚のタン筋。
これをただ焼くだけではないのだ。
1枚はちょい焼き、もう1枚はしっかり焼きに仕上げ、しっかり焼きのタン筋をちょい焼きのタン筋で包んで食べると、お肉の部分と筋の部分の良さを同時に堪能できる。
これは初めての食べ方だなぁ。

ツラミ
しっかり焼くことで筋の甘みが十二分に引き出されている。

サラダ

ヤン
この日の勝負ホルモンその�。
数あるホルモンの部位の中でもトップクラスの食感の良さと、ブチっと噛み切った瞬間に弾け飛ぶジュースには文句のつけようがない。

シマチョウ
この日の勝負ホルモンその�。
シマチョウは脂だけじゃなく皮も味わいたいので、脂から火を入れる。
勝負ホルモンというのが納得のレベル。

メカブサラダ

ハラミ特塩
ハラミを塩で食べる場合の最も理想的なカットがこれ。
ハラミでしか体感できない食感、ほとばしる肉汁、スープと言っても過言ではない肉汁を有した極上のハラミの全てを味わえる。

ハラミタレ
ハラミをタレで食べる場合は、塩の場合と違って、やはり厚過ぎない薄切りだろう。
そして"虎の穴"の秘伝のタレ『人を駄目にするタレ』をたっぷりつけて、ご飯に乗せて食べるのだ。
このタレは本当に恐ろしい。
自我を失ってしまうほどのタレが存在するのだ。

石焼きリゾット

冷麺

牛乳ゼリー

新しい焼肉屋さんが続々とオープンする中で、今も変わらずトップレベルのクオリティを維持し続ける"虎の穴"。
これは辛さんの焼肉に対する姿勢によるものだろう。
ここまで真剣に焼肉に向き合ってる焼肉屋さんはそういない。