No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年6月1日 虎の穴 恵比寿店 

2日前に"和田"で塩ハラミが食べれなかったことで、心と胃のもやもやが抜けない。
しかも金曜日である。
居ても立ってもいられなくなり、向かったのは恵比寿。
ここにも神肉にハラミを構える名店が存在するのだ。
まずはレバ刺しで乾いた喉を潤す。
ぷはー、レバ刺し最高。
ふと気付いたのだが、"虎の穴"で筋レバ刺しではなく、普通のレバ刺しを食べたの初めてかも。

そして特塩ハラミ。
ハラミのカットは、薄切りから厚切り、そして塊といった具合に、特にバラエティに富んでいるが、塩ダレで揉んだハラミを焼肉で食べるとしたら、個人的にはやはりこの特塩のカットが一番だと思う。
薄切りでは踏み込めない領域の肉汁、そして塊ではなくカットし晒される断面を香ばしく焼き上げることにより引き上げられる肉々しい食感。
カットも然ることながら、このハラミの肉質。
肉の味がパンパンに詰まっていて、非の打ち所がない。
しかも今回は贅沢にも2本お願いして、1本は辛さんに焼いてもらい、もう1本は自分で焼いて食べ比べも。

この日の目的はハラミなので、ここでいつものタレのハラミをお願いするのだが、当然『人間をダメにするタレ』と白米もセットである。
ハラミ自体が旨いのは勿論だが、この3種の神器が勢揃いした時のパワーがすご過ぎる。
和牛ダイエットのため良質なタンパク質と脂質を中心に栄養摂取している私でも、炭水化物を摂取せずにはいられない。

ハラミそのものだけでなく、ハラミの食べ方をも極めたお店。
これはもはや『ハラミ道』と呼ぶに相応しい。
『ハラミ道』を極めたいと思う方だけでなく、ハラミ好きな方はぜひ"虎の穴"に入門して『ハラミ道』の黒帯を目指して欲しい。