No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年6月13日 虎の穴 恵比寿店



1年で3週間だけしか食べれない新ニンニク。
通常のニンニクのように乾燥させずに、生の状態で食べれるのだ。
そんな新ニンニクを楽しむ会が行われたのだが、場所はやはり"虎の穴"。
当然お肉も素晴らしい物を揃えているが、お肉以外の素材をここまで大事にしているお店があるだろうか。
今回の新ニンニクを楽しむ会は、いつもの辛さん(弟)ではなく、お兄さんの辛さんに対応していただいた。
チャプチェ
胃袋を目覚めさせるのに丁度良い優しい味付け。

行者ニンニク
醤油漬けで塩分が強いが、お酒飲みには最高だろう。

前沢ツラミ
薄切りと厚切りの2種類。
新ニンニクはかなり強いが、それに負けない甘みがある。

水餃子
キムチ等色々な素材が入っていて、非常にさっぱりと食べられる。

ジャコ
お箸で取ったところが、運悪く唐辛子いっぱいだったようで、火を噴く辛さ(涙)

レバ刺し
もうすぐ食べれなくなってしまうレバ。
その悲しさを一層深くするような旨さ。

ゴボウニンニク
見た目と違って、ニンニクの主張がそこまで強くない。

ハラミ筋の煮込み
筋の旨みがこれでもか、と出ている煮込み。
ニンニクの葉はアクセントとして弱いが、とにかくハラミ筋が旨すぎる。


島らっきょ

イカフェ

特塩ハラミ
やっと焼き(笑)
全般的に言えることだが、辛さん(兄)と辛さん(弟)の焼き方や火入れ具合は違っているのが面白い。
新ニンニクは恐ろしく強いのだが、それに負けない旨みが口に広がり、ニンニクとの相性の良さを教えてくれる。
とにかく極上のハラミ。

サラダ
トマト嫌いの私が食べれるトマトが入ったサラダ。


ツラミ
あの新ニンニクに負けないお肉は、ハラミが断トツだが、筋の甘みを引き出すように焼き上げられたツラミも負けてない。
ニンニクはほんの少しがオススメ。

テール
テールもカリッカリに焼き上げて、筋の甘みを引き出す。
カリッカリの中にしっかりとした弾力が残されているのが絶妙。

大根イカ

ガリ
あえて真ん中の筋の部分をつけたサガリ
他の筋系の部位とは違って、サガリ特有の詰まった肉繊維と、口の中に広がる肉汁が特徴。
とにかく肉汁が旨い。


ハラミ
遂にタレと白米で食べるハラミ。
毎回、このセットが運ばれてくると、あの味わいを知っている体中の細胞が喜びだす。
間違いなくタレで食べるハラミの中で最強の組み合わせ。

コプチャン
辛さん(兄)と辛さん(弟)の焼き方や火入れ具合が最も違っているのがホルモン系かな。
皮の歯切れの良いコプチャン

コムタンスープ

シマチョウ
"虎の穴"では虎の子というメニュー。
『虎穴に入らずんば虎子を得ず』と言われるように、この『シマチョウ』が食べたければ、"虎の穴"に駆け込むしかない。

ヤン
プリプリの食感。
ヤン好きを虜にする魔力あり。

牛乳プリン

最高の満足感を味わえる素晴らしい会であったが、それに加えて、お肉とニンニクとの相性を考え、非常に勉強になるものであった。
それにしても、ニンニクの臭いが想像を絶する凄まじさ。
常日頃からニンニク臭い私だが、今回は通常の想定を超えている。
翌日の午後になっても、まだまだ自分でも臭うレベル。
この会の参加は、金曜か土曜が正解!