No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年6月18日 よろにく


我慢の限界を迎えた。
昨年の『焼きニシュラン2011』での☆☆☆である"よろにく"と"KIM"は、常日頃から行きたくて行きたくて仕方ないのだが、訪問間隔を狭くしすぎて感動を薄れさせたり、他のお店のハードルが上がってしまう事を恐れて、1月から2月に1度に抑えているのだ。
勿論、この2店であれば、毎回メニューが違うので、感動が薄れることはないと言えるのだが。
白センマイ刺し
定番の白センマイは、シャキシャキとした食感。
満足度 3

肉春巻き
生春巻というか、炙り春巻というか、肉春巻だな。
ゴマダレに負けない旨みがあり、食感も面白い。
満足度 4

シンシン炙り
炙っているのだが、薄切りの炙りでありがちなパサパサ感がなく、瑞々しさを感じる。
何より、お肉本来の味わいが深い。
満足度 4

ランプ
最近熟成を研究している"よろにく"であるが、このランプはお店で1ヶ月ほど追熟させてある。
しっかりと熟成されたお肉特有の熟成香はないのだが、味わいのインパクトが強く感じる。
適度な厚さから滲み出す旨みを、程よい塩が更に引き上げてくれる。
満足度 5

タン元(薄切り)
薄切りと厚切りのタン元2種類だが、どちらも官能的な気分になってしまいそうな艶やかピンク。
薄切りは片面焼きで仕上げ、焼いてない面を外巻きにしてして食べる。
その艶かしい舌触りは表現できないほど。
ただし、この薄切りの片面焼きは焼きが非常に難しい。
表面の汗の出方、色の変化等を集中して感じ取って焼いて欲しい。
満足度 5

タン元(厚切り)
生の厚切りらしくサクサクとした小気味が好い食感。
もう少し厚切りで、よりジューシー感を味わってみたい。
満足度 4

カメノコ
以前のユッケのタレっぽい味付けで、軽く炙って食べる。
お肉の味がしっかりとしていて、タレとのバランスが良く取れている。
満足度 4

ランプ
先ほど食べた追熟のランプを下味無しのプレーンで焼き、タレをつけて食べる。
肉の味がしっかりしているのは相変わらず。
ただ、塩の方が好みかな。
満足度 4

ウワミスジ
繊細な肉繊維を感じさせる食感で、上品なのだが、甘みのあるタレによって、気取った印象を受けない。
厚切りでも食べても、そのポテンシャルを活かせそうな部位。
満足度 4

ハラミ
鹿浜風カット(笑)のアレンジ版で、3枚に開いてあるハラミ。
カリッと焼き上げた後は、ガーリックチップを挟み込んで、開いたハラミを折りたたむ。
不思議な食感で、ハラミのジューシーさを強く感じる。
ガーリックチップではなく、生のすりおろしニンニクでも食べてみたい。
満足度 4

ミノ
奇跡のミル貝の食感まではいかないが、やはり旨い。
満足度 3

ミスジ
さっぱりとしていて、独特の風味がある。
安定感抜群のミスジ
満足度 4

シルクロース
一口ご飯と一緒に食べることによって完成するお肉。
ご飯を我慢してきた反動が一気に爆発する。
満足度 4

メンチカツ
お肉屋さんのメンチカツというのはよく見かけるが、焼肉屋さんのメンチカツは初めて。
何度か食べたしぐれ煮も入っているとのことだが、ジューシーなのは勿論、しっかりとお肉の旨みが感じられるメンチカツ。
満足度 4

サーロイン
厚切りのサーロインを今回は贅沢にもサンチュで巻いて食べる。
バチがあたりそうではあるが。。
サーロインらしさは弱くなるが、サンチュで巻いて食べるお肉としては抜群に旨い。
満足度 4


出汁ミスジ
もう少し食べたくなって追加でお願いしたのは、久しぶりの出汁ミスジ
出汁、ネギの甘み、海苔の香ばしさ、そしてミスジが最高のチームワークを発揮してくれる。
ミスジを食べた後の雑炊も反則。
満足度 5

ランプご飯
〆はネギたっぷりのタレをかけるランプご飯。
酸味があるが、ご飯がどんどん進んでしまう一品。
満足度 4


様々な肉料理を織り交ぜた焼肉コース。
その肉料理に驚き、ベースの焼肉の完成度に感嘆する。
やかり、その完成度の高さは、頭ひとつ抜けている。