No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年6月21日 肉匠 なか田 西麻布店


レバ刺し禁止のXデーが近い為、感動できるレバ刺しに出会うことを祈って、生レバ送別会は2次会へ。
"肉匠なか田"には何度か訪問しているが、今回は初めてのカウンター。
ここの焼き台ほどビジュアルでそそられる物はないと思うが、当然カウンターも同じ焼き台で、土台の炭置き場はカウンターいっぱいに広がる素晴らしさ。
最近はカウンターの中を眺めながら食べれる焼肉屋さんも珍しくないが、ここまで見られることを意識して作られたカウンターは見た事がない。
そんなテンションの上がるカウンターに陣取り、山本さんの舞台を鑑賞しながら生レバ送別会の2次会が始まった。
夏野菜とサーロインの冷しゃぶ
季節感を感じ難い焼肉屋さんで初夏の訪れを感じる。
さっぱりとしていながらも、サシの濃厚さが際立つ。
野菜の食感や味わいにも感心させられるが、やはりサーロインが主役であることを主張してくれる。
満足度 4

レバ刺し
それほど強くないが甘みは感じられ、普通に旨い。
食感はぷるぷるなので、甘みが強ければ、満足度も上がるのだが。
満足度 3


握り
お肉は適度な弾力があるのだが握りの良さを邪魔しない範囲で、しかも蕩ける食感、甘みも共存している。
シャリの硬さや温度も絶妙で、とにかくバランスが良い。
ここまで完成度の高い握りは久しぶり。
満足度 5

軍艦巻き
お肉の味は弱いが、味付けやシャリと海苔とのバランスはしっかりしている。
満足度 3

ザブトン
甘みはあるが、とにかく塩が強いのが勿体無い。
お肉にあわせて塩を変えるという拘りだが、塩が強すぎて、お肉と塩の両方を食べている感じ。
お肉の旨さを引き立てる程度の塩なら印象も違うだろう。
満足度 3

ラムシン
赤身が強く、ザブトンほど塩に負けていない。
赤身の旨さがあるのだが、もう少し塩が少ない方がいいと思う。
満足度 4

フクシン
こちらもサシが多めで、塩を少な目とお願いしたが、やはりしょっぱい。。。
お肉は旨いと思うので、勿体無いなぁ。
満足度 3

塩の加減は、山本さんでも他の店員さんと変わらず私には強いようだ。
次回はもう少し控えめな塩加減でお願いしてみたいと思う。
カウンターの一等席で山本劇場を楽しんだが、山本さんのテキパキとした仕事振りや冷蔵庫から現れるお肉の数々は、どれも肉好きを引き寄せるものがある。
"肉匠なか田"を訪問するのであれば、ぜひカウンターを陣取ることをオススメしたい。
満足度が跳ね上がるであろう。