No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年9月 とんつう


焼肉屋さんのブログやツイッターを見るのが好きだ。
それはその日のオススメ、お店のコンセプトや店主の拘りを知ることができるから。
そんな中、お店のブログやツイッターで、他のお店に対して、決してプラスとは取れないような発言をしているお店の存在を知る。
読んでいると、決して気持ちの良い内容ではないが、恐らく自分のお店を拘り抜いた故であろうし、先入観を持たないことを心がけ訪問してみる。
ローストビーフのミンチ
臭みがあり、肉の味がほとんどしない。
満足度 1

にのうでミスジ
ミスジの端っこなのか、他の腕の一部なのかは分からなかった。
通常のミスジから想像すると違和感はあるが、お肉としては決して悪くない。
切り落としとしてであれば満足できるが、値段はちょっと高く感じる。
満足度 3

シルクロース
ロースの蕩ける食感をイメージしてシルクロースと名付けていると思われるお店はあるが、このシルクロースはネーミングがちょっと不明。
カットも肉質によって、蕩ける食感や繊細な味わいは感じ取れない。
満足度 2

ハラミ
昔よく食べた輸入物の懐かしい味わいのハラミ。
臭みがあって、今食べると・・・。
満足度 1

原始肉カイノミ
最近流行気味の塊肉だが、塊肉は判の大きさではなく、厚さがあるからこそ旨いと思う。
ただ、判が大きいだけの塊は、最後にカットするだけで、あまり意味を見出す事ができない。
肉質的には普通。
満足度 2

大トロカルビ
味がなく脂の嫌な感じが口に残る。
満足度 1

センマイ刺し
好みの問題だと思うが、個人的には、この食感と味付けは・・・。
満足度 0

幻のタン
某有名店のメニューをパクッている公言している幻のタン。
当然の事ながら、タン元、タン先、タン筋の3種盛りとなっている。
タン先、タン筋は、その肉質を考慮したカットではなく、とにかく硬さと食べ難さが目立つ。
カットに影響されにくいタン元は、ジューシーで旨みもあり、タン先、タン筋の分を見事にフォローしてくれる。
満足度 2(タン先、タン筋)、4(タン元)



他のお店のメニューを真似るというのは、多くのお店が行っていることであろうし、それによって焼肉屋さんの底上げがされているのは事実であろう。
ただ、上辺だけではなく、その中身を真似る事ができなければ、本物になることはできないだろう。
ブログ等からは、店主の研究熱心さも伝わるので、他のお店のことよりは、もっと"とんつう"自身の拘りを知りたいものだ。
今後の進化に期待したい。