No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年10月24日 銀座 コバウ


11月の新メニューに向けて試行錯誤中の"コバウ"。
勿論完成したメニューが楽しみなのだが、その途中経過も知りたくなくものだ。
"コバウ"では、新メニューへの切り替え前でも、旧メニューや新メニューが入り混じって楽しめるので、今回は新メニューの中のコースを体験してみる。
勿論、このコースも11月までには内容が変わるのであろうが。
タンゲタの煮込み
お通しのタンゲタは、しっかりと煮込まれて、優しい味わい。
胃袋が目を覚ます。

新鮮生レバ焼き
角が立ちまくったレバ。
生で食べれないのが悔しくて仕方ないほどのレバ。
甘みと舌触りが素晴らしい。

黒毛和牛のタン三種
正真正銘の生の黒タン。
サクサクの歯切れで、一片一片から旨みが湧き上がる。
三種のカット、味付けのバリエーションも良いね。

五種盛り
肩三角、巻き、肩芯、友三角、ミスジの盛り合わせで非常に豪華。
食べてみると、見た目の豪華さ以上に、その部位ごとの味わいの違いがはっきりと感じられ、流れができていることに驚かされる。
肩三角はしっとりとした食感と上品な旨み、肩芯は厚切りらしくジューシーな味わいだが、しつこさを全く感じさせない。
巻きとミスジも旨いが、友三角のサシと赤身のバランスの取れた完成度には目を見張る。

ビーフシチュー
一息いれるためのビーフシチューのようだが、このビーフシチューが絶品。
お肉の旨みが十二分に引き出されている。

ホルモン
レバ、ミノ、ハチノスを開発中というタレでいただく。
ピリ辛だが、ホルモンの味わいを消さないタレで、完成が楽しみ。

ハラミ
ホルモンで終了予定のコースであったが、特別にハラミもピリ辛タレでいただく。
これは通常のタレの方があっている気がするが、ハラミ自体の旨さは間違いがない。

リブすき
こちらも開発中ということだが味見させてもらえた。
リブ芯と巻きを分けて提供している"コバウ"だが、リブロースそのままで楽しめるメニューを検討中なのだろう。
これは完成したら恐ろしいメニューになるに違いない。