No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年10月29日 ゆうじ

「焼き」にはこだわっているつもりである。
常に自分の好みの「焼き」について追求している。
そんな私の「焼き」を追求する人生の中で、特にホルモンの「焼き」に関しては、最も影響を受けた方と2人で"ゆうじ"に。
モツ煮
甘みのある優しい味で、身も心も浄化されるようだ。
しみじみと『旨い』と感じる。

小鉢
出てきた瞬間、小躍りしたくなるほどの小鉢が並んだ。
白センマイ、ハツ、ツラミ、ハラミユッケのどれもが一級品。
特にハラミユッケはお代わりしたくて仕方なかった。




レバステーキ
ほんのりした酸味とコクのあるソースで食べるレバステーキ。
レバも旨いのだが、とにかくこのソースが病みつきになる。

ホルモン(塩)
塩の盛り合わせは豚タン、牛タン、すい臓、ミノ。
幼い頃は牛タンよりも豚タンを食べる機会の方が圧倒的に多かったのだが、今でも豚タンは大好き。
独特の風味がたまらないのだ。

不思議なミルキーさが印象的な牛タン。
舌触りも実に滑らか。

ぷるんぷるんのすい臓は、"ゆうじ"では必食の部位。

ミノは気持ちいいほどザクザクとした食感。

ホルモン(醤油)
醤油ベースのタレのホルモンは、目当てのホルモンを探しながら食べるのが楽しい。
私は、ホルモンの繊細な味わいを十二分に引き立たせる最高の醤油タレの虜になってしまっている。
奇跡のタレと呼びたいくらいだ。

ホルモン(辛)
子袋、ハラミ、テール、コプチャン、シビレをあの辛味タレで食べる。
正肉でなくホルモンで食べるのは初めてだが、これは驚くほど合う。
癖になる味わい。

新鮮なホルモンを提供するのは勿論だが、それを丁寧な処理と研究された味付けで提供する。
これが都内で最高のホルモンが食べれると言われる"ゆうじ"の凄さであろう。
"ゆうじ"のホルモンの素晴らしさは相変わらずであったが、今回は同席者に全て焼いてもらえるという幸運まであり、色々と勉強になった。
まだまだ「焼き」を極める道のりは長い。