No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年10月31日 一富士

関東は関西に比べて肉割烹系のお店が少ない。
そんな関東で貴重な牛ホルモンに特化したお店が"一富士"だ。
場所は千駄木駅から徒歩数分という場所で、あまり便利とは言えないが、一度その世界を体験したのであれば、距離など全く気にならないほどの肉料理の数々に味わえる。
今回のメニューを紹介したいが、メニューは毎月少しずつ変わるようなので、ぜひ毎月通って変化を楽しんでみたい。
センマイ
しゃきしゃきとした心地良い食感。

ハツモトとテール
ハツモトとテールだけでなく、ネギやキュウリの食感が全てあわさり、一つの食感を生み出す。
中華風の味付けが癖になる。

テール茶碗蒸し
舞茸の風味がしっかりと効いた茶碗蒸し。
ホロホロのテールが実に旨い。

ギアラ醤油焼き
醤油の香ばしさが前面に出たギアラ。
もう少し食感の良さが出ると最高なのだが。

レンコンと椎茸

ヤン
カリッと焼かれたヤンからは、ヤンらしい歯切れの良い食感と甘みが感じられる。

サラダ

牛筋大根
牛筋の甘みが大根に染み込み、優しい味わい。
筋の処理の丁寧さが伝わる。


アキレス腱
ふぐ皮のような食感のアキレス腱をふぐ皮のように食べる。
ゼラチン質のねっとりとした食感が活きている。

ハツ
臭みはなく、ジューシーはハツ。
絶妙な食感。

レバニラ
私のレバニラの概念をひっくり返されたメニュー。
レバ刺しのようなカットのレバを焼き、その上に香ばしく炒めたニラを乗せる。
思いつきそうで思いつかない、その発想に脱帽。

テール焼き
四時間煮込んだテールを炙る。
生を焼いた時のプリプリとした食感とはまた違った旨さ。

トマト

ハラミ
店主の拘りで12日間熟成させたハラミ。
熟成による香りが臭みに変わるギリギリのところで、嫌味のない旨み。

もつ釜飯
〆のご飯。
予想を上回る完成度。


もつ煮
まだ煮込みが足りないということであったが、お願いして出してもらったもつ煮。
完成前でこのレベルであるなら、もう一段味が染み込んだ完成版のレベルが恐ろしい。