No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年11月5日 よろにく

私の中では最もリスペクトしている焼肉屋さん"よろにく"。
通いだしてから数年経つが、ここ数年はVANNEさんのお任せばかりで、通常のコースを何年も食べていなかったのだが、今回は通常のコースを食べてみた。
前菜
イチボの炙り、ローストビーフのユッケ風、センマイの3種類が盛り合わせになっている。
イチボの炙りは、炙りにありがちなパサパサ感などなく、しっとりした食感と香り高い風味がある。
満足度 4

ローストビーフのユッケ風は、色々な食感が入り混じっており、甘みのあるタレに負けないお肉本来の味がある。
満足度 4

シャキシャキのセンマイで旨い。
お任せのセンマイとは味付けが違うので、この味付け自体も懐かしい。
満足度 3

ヒレ
薄切りで塩の味付け。
厚切りで味わえるような沸きあがる旨みには及ばないが、繊細で極上の食感と十分な旨みがある。
満足度 4

タン元
タン元はトロタンと呼べるような脂の乗りで、口の中で脂がはじける。
旨みというよりも、とにかく噴き出す肉汁が凄い。
満足度 4
肩ロース
絶妙な塩加減で引き出される赤身の旨み。
コクがあって、最後の一片まで旨い極上の部位。
満足度 5

シンシン
鉄分を感じさせる味わいで、そこにサシの甘みも加わる。
食感が驚くほどしっとりとしている。
満足度 4
ツチノコ
薄切りのタレで食べるヒレ
最初に食べた塩も旨いが、やはり薄切りはタレかな。
この全体のバランスが良さは100点満点。
満足度 5

ハラミ
硬いわけではなく、心地良く歯を押し返す弾力。
濃厚な旨みを閉じ込めた肉繊維の食感はハラミ特有のもの。
満足度 4
ミノ
貝柱としか言い様のない食感。
心地良すぎる。
満足度 4

ミスジ
お任せコースにもちょくちょく登場するミスジは、定番の希少部位と言える。
他のお店でも食べる機械は多いが、"よろにく"や"ジャンボ"の完成度には及ぶお店はなかなかない。
満足度 4
シルクロース
タレをじゃぶ漬けにして、一口ご飯と一緒に食べる。
初めてこの食べ方をした時の感動が蘇る。
満足度 5

サーロイン
厚切りのサーロインの旨い食べ方は少ない。
そして、ポン酢にあうお肉の部位も少ない。
この両方を満たすのが"よろにく"のサーロインだ。
満足度 4
ザブトン
とにかく力強い。
お肉とタレのマリアージュを心の底から楽しめる。
満足度 4

久しぶりに通常のコースを食べて感じるのは、その考え抜かれたコースの内容。
お肉の厚さや味付けの順番一つ一つに意味が感じ取れる。
そして〆の素麺やかき氷。
ここまで満足度の高い通常コースは、未だかつて出会ったことがない。
本当に恐ろしい。
(おまけ)
ヒレカツ
唯一ヒレカツだけは通常コース以外で出してもらった。
相変わらず言葉にならない旨さ。
説明不要だろう。