No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年11月20日 Ruth's Chris

日本で食べられる本格的なアメリカンステーキ屋さんとして有名な"ルースクリス"。
なんでも、980℃のオーブンで旨みを閉じ込める焼き方をするとのこと。
黒毛和牛信仰者の私ではあるが、他のお肉を食べない限り、その思いを確信に変えることはできない。
フィレ
トウモロコシ飼育のUSDAプレミアビーフのフィレは厚切りで焼かれている。
今まで食べてきた輸入牛肉のフィレのほぼ全てに言えることだが、このUSDAプレミアビーフについても、黒毛和牛のようなしっとりとした旨みはなく、パサパサとした物足りなさを感じる。
旨みというよりも風味はある。

リブアイ
同じくUSDAプレミアビーフリブロース
こちらはリブロースだけにパサパサした感じはないが、昔何度か食べたことのある輸入牛肉の味わいとほぼ同じような印象。


ポーターハウス
こちらはオーストラリア和牛のTボーンステーキで、フィレとサーロインがセットになっている。
こちらのフィレの部分はしっとり感が感じられ旨い。
サーロイン部分も甘みがある。
日本の黒毛和牛には敵わないまでも、やはり黒毛和牛のDNAは素晴らしい。
遠いオーストラリアの地でも、十分にその能力を発揮しているようだ。


残念なのが、東京ではなかなか旨いと思えるUSビーフが食べれないこと。
どこかに本物はないのだろうか。