No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年11月1日 ゆうじ


焼肉屋さんの仕事。
それはただお肉を切って出せば良いというものではない。
それぞれの部位にあったカット、そして味付けを模索し、そのお肉を最高の状態に仕上げることだろう。
この仕事に関して最上級の仕上がりを見せてくれるお店と言えば、まずは焼肉の王道を突き進むかの様な"くにもと"が思い浮かぶ。
そしてもう一つが"ゆうじ"だ。

"ゆうじ"の特徴と言えば、焼肉を芸術的な料理として完成させている点ではないだろうか。
"ゆうじ"の主役的なホルモンであれば、鮮度とパンチのある味付けで食べさせるお店が多い中で、どこまでも優しく時には激しく多彩な味付けで素材の特徴を際立たせるものだ。
正肉に関しても、ハバキやウチモモ、カブリといった派手さはないが味わいの濃い部位を取り揃え、多彩な味付けとカットで楽しませてくれる。
まさに料理人としての仕事がきっちりとなされているのだ。


これらを体験するたび全身にまとう強烈な焼肉臭。
しかし"ゆうじ"の焼肉が食べれるのであれば、それもむしろ心地良い。