No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年12月20日 くにもと 本店


年末になるとどうしても年内に行っておきたいお店というものが出てくる。
元々定期的に通ってはいるのだが、なんとなくしばらく行きそびれているお店があるものだ。
その筆頭が"くにもと"。
"くにもと"の焼肉を食べずして年を越すことなどできようか。
ローストビーフ
本店の前菜と言えばローストビーフだろうが、今回はちょっと身が締まり過ぎている感じがある。
とは言え、それをカバーできる味付けは流石だ。
満足度 3

上ハラミ(上等セット)
ハラミというかサガリ部分だが、整列した肉繊維の1本1本から濃厚な味わいが湧き出す。
満足度 4

友三角(上等セット)
"くにもと"にしては若干厚切り。
旨いのだが、後に残るタイプの脂がある。
満足度 3

芯玉(上等セット)
友三角同様友三角も厚みがあるカットでしっかりとした食感だが硬いわけではない。
赤身らしくコクがしっかりとある。
満足度 3

ランプ(上等セット)
肉の味はそこまで強くないが、見事なタレのバランスが焼肉としての完成度がワンランク上げてくれる。
満足度 4

バラ(上等セット)
しっかりと焼き目を付けて香ばしさを出すとお肉とタレとの相性が更に良くなるようだ。
バラらしい脂の甘みが際立っている。
満足度 4

サーロイン(上等セット)
全体的にいつもよりカットが厚かったので、ここでサーロインの薄切りは嬉しい限り。
口に中での旨みの広がり具合が素晴らしく、ご飯が欲しくなる旨さ。
満足度 4

切り落とし
タレにするか悩んだが、ここはやはりコリアン風味が一押しだ。
ただ、切り落としもカットが厚めだったので、コリアン風味の辛味ダレとの相性があまり良くない。
僅かに混じっていた薄い部分は非常に旨いのだが。
満足度 3

運ばれてきた上等セットは、そのサシの入り具合や盛り込まれた部位でいつも以上に豪華に見えたのだが、全体的に肉の味がそこまで強くなかった。
またカットも今回に限り全体的に厚かったので、切り落としも含めて味付けとのマッチングが少し噛みあっていないところも感じられた。
だが、それらを考えても満足感が高いのはそのタレの完成度によるものだろう。
焼肉屋さんの職人の鏡として2014年度も引き続き活躍して欲しい名店であり、この"くにもと"で食べて焼肉好きが増えてくれると嬉しいのだが。