No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年1月26日 自宅


最近ハマっているテールカレー。
色々な部位のカレーを食べてきたが、テールで作るカレーは他の部位を寄せ付けない圧倒的な旨さがあるような気がする。
以下に私のテールカレーにおける工程を載せてみたい。
1. テールの仕入
基本中の基本だが、牛肉は信頼できる精肉店仕入れる。
私の場合は築地の"吉澤商店"。
日に何本も入るテールの中から極上物を選んでもらうのだ。
この日仕入れたのは約2kg。
これを見ただけでテンションが上がってしまう。

2. 血抜き
パックから出したテールを水に漬けること数時間。
これを行うと煮込んだ後の臭みが違う気がする。

3. 煮込み
血抜きしたテールをネギ(青い部分)、ニンニク、生姜と一緒に火にかける。
煮立つまで丁寧にアクをとりつつ、煮立った辺りで圧力鍋の蓋をする。
待つこと30分程度。
蓋を開けるとテール特有の香りに胃液がでてくるほど。
テールに串を刺して柔らかさを確認する。


4. 脱骨
テールを冷ましながら手で骨と身を分ける。
この作業中に、骨からうまく外れない筋や身を味見するのが楽しみの1つ。


5. 冷蔵
身をスープに戻し、タッパに入れて冷蔵庫へ。
スープが冷めると脂が表面に固まるので、さっぱりが好きな方は脂を除いて、こってりが好きな方は脂をちょっとカレーに混ぜるとこれがまた旨い。
ちなみにここで私の作業は一旦終了する。
6. カレー作り
ここからは嫁さんの出番。
私の準備したテール肉とテール出汁で手際良くカレーを作ってくれる。
ここで私の出番はないのだ。

7. トッピング
普段はトッピングなどないのだが、この日はヒレカツを添えてヒレカツカレーに。
正直ヒレカツは別で食べた方が良かったかもしれないが、これもまた勉強。


ホロホロのテール肉が山ほど入ったカレーは別格の旨さ。
牛肉好きの牛肉好きによる牛肉好きの為のカレーがここに完成した。