No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年2月27日 焼肉屋さんのしみず

2014年2月も終わろうとしていた頃、都内の一部の肉好きの間である事が話題となった。
不動前にある"しみず"が仕入れた三田牛が恐ろしく旨いと。
もともと"しみず"では田村牛を中心とした味のしっかりした雌牛を揃えているのだが、最近では生産者のこだわりが以前にも増して強くなり今回はマルセ畜産の三田牛を仕入れていた。
その三田牛の真価を知るにはやはり5種盛りで。

この日のスタメンはトウガラシ、クリ、ザブトン、肩ロース、ミスジ
そして控えに三角バラ。(三角バラはおまけで出してもらいました。。)
今回の個体は勢戸さんが肥育したものではないとはいえ、さすがはマルセグループで肥育された個体。
赤身の乗った味わいは奥深く、サシは驚くほど軽くすっきりとキレの良い甘み。
どの部位も驚くほど旨かったが、特にサシの入ったザブトンや肩ロースといった旨さは格別。
こんな旨いザブトンを食べたのは数年振りかもしれない。
まだまだ清水さんの肉の仕入れへの追求、そしてその肉に合うタレの研究は続くだろう。
この進化の過程を身近に体感できる喜びを感じずにはいられない。
かつて今ほどメジャーでなかった頃からの"七厘"の進化を体感した喜びを思い出す。
ミスジ

(肩ロース)

(ザブトン)

(クリ)

(トウガラシ)

(三角バラ)