No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年4月5日 自宅(銀座吉澤)

和牛の生産地として関東はそれほどメジャーではない気がする。
恥ずかしながら、私も以前は関東というよりは地方の生産者に目が向いていた。
だが関東にも強烈なこだわりを持った生産者がいて、目を見張るような旨さの和牛を肥育しているのだ。
かつてbeef-lab.comでも伊勢原の渡辺さんを紹介したことがある。
そして渡辺さん以外にも強烈に旨い肉を生み出す生産者がしっかりと関東にいるのだ。
その方こそ群馬で自身の名前を冠した増田牛を肥育している増田さんだ。
今回はこの極上の増田牛のロースをすき焼きとステーキで食べ尽くしてみた。
まずすき焼きで感じるのは、その肉の味の濃さ。
割下に隠れずにしっかりと自己主張しながら、それでいて割下の甘みと絶妙なマッチングを感じさせてくれる。
そしてご飯のソースになってしまいそうな極上の柔らかさもある。


一方ステーキでもサシのしつこさを感じさせずにフライパンで焼いたとは思えない印象。
肉自体の旨みもステーキではより強く発揮される。


こういった生産者を指定してお肉を選んで買えるのは"銀座吉澤"ならではだろう。
ブランド名だけでなく生産者による違いを体感したい方はぜひ"銀座吉澤"に行ってみて欲しい。
眩しいショーケースには、垂涎の肉が鎮座している。