No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年4月23日 炭火焼肉 近江亭

増田牛のモツのピュアな旨さを生産者・増田さんと堪能してから恵比寿に移動。
せっかく増田さんといるのだからもっと増田牛を堪能しないわけにはいかない。
"近江亭"はこだわりは雌牛。
それも近江牛、増田牛、松阪牛といった厳選したブランド牛を中心としたラインナップを揃えている。
この日は増田さんがお店の方に相談してくれ、増田牛縛りのお任せを。
最初の盛り合わせはシンシン、イチボ、ヒレ
どの部位にも共通して言えるのだが、肉の味がしっかりと感じられ口の中を旨みの凝縮した肉汁で満たしてくれること。
特にイチボのサシの甘みとのバランスは秀逸。

(イチボ)

(シンシン)

ヒレ

2皿目は三角バラ、リブロース、中落ち、カイノミ、外バラ。
三角バラの上質な口溶けとコクも捨て難いが、あえて2皿目のNo.1を挙げるとすればカイノミだろうか。
とにかくお肉の香りと肉本来の味わいの濃さが他の部位より頭一つ抜けている。

(三角バラ)

リブロース

(中落ち)

(カイノミ)

(外バラ)

とにかくは肉の旨さは間違いない。
それも相当のレベルで。
これは増田さんが同席していたことによるお世辞ではなく、この日焼いて食べた増田牛への私の素直な感想だ。
唯一残念だったのは塩の味付け。
これは塩の量や種類によるのだろうが、塩のあたりが強すぎで、肉の味を邪魔している印象を受ける。
薄切りでもヒレのような厚切りでも表面の量はあまり変わらないように見えたのでこの辺の改善は必要かもしれない。
それと個人的にはもう少しまろやかさのある塩の方が増田牛のような味のしっかりしたお肉を活かすのではないだろうか。