No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年7月5日 一富士


丁寧で細やか。
多彩な味付けと表現力豊かなメニュー。
"一富士"のホルモン割烹の魅力は語り尽くせない。
季節と共に少しずつ変わっていくコースを楽しむ贅沢に浸りたい。
ハツモトとテール
ハツモトのコリコリとした歯応え、キュウリのしゃきしゃき感、テールの柔らかさとコクに中華風の味付けが見事なまとまりをみせる。
いきなりテンションの上がる一皿。
満足度 4

ハラミの梅肉和え
レアに焼かれたハラミの野性味に負けない梅肉の刺激。
ハラミの食感も良い。
満足度 3

牛レバのパテ
珍しい牛レバのパテだが、臭みは全くなく、フォアグラのようなコクがある。
店主の勧め従い蜂蜜をつけたが、これが秀逸。
満足度 4

胃袋盛り合わせ
ミノ
青海苔を和えて香り高く。
満足度 4

ハチノス
白和えを乗せてハチノスに足りないコクがプラスされている。
満足度 4

センマイ
センマイは千枚漬けで。
満足度 4

ギアラ
醤油漬けにしてから焼けれていて、香ばしさが際立つ。
煮込まれていて柔らかいのだが、ギアラ特有の食感がもう少し欲しかった。
満足度 3

ヤン
歯応えの良いヤンは大根おろしで。
満足度 4

ツラミ筋のお椀
出汁がしっかりときいたお椀。
ツラミも煮込まれすぎておらず味がある。
満足度 4

ハラミのタタキ
レアな火入れでプリプリの食感が残るハラミに山葵が良く合う。
満足度 4

ハツのタタキ
ハツのタタキにはテール出汁のジュレが添えられ、淡白なハツとの相性がいい。
満足度 4

レバニラ
胡麻油で炒められた香ばしいニラと串焼きにされたレバの共演。
胡麻油に負けないレバのコクと滑らかさは抜群の旨さ。
満足度 5

テール串焼き
煮込んだテールの串焼きで、肉々しい食感ではなくホロホロとしたもの。
これはこれで旨いのだが、やはり生のハラミを串焼きにしたもので、ほとばしる肉汁の旨みも堪能したい。
できれば食べ比べたいものだ。
満足度 4

シビレ焼き
表面はさっくり、中はトロリとした絶妙な焼き上がり。
満足度 4

関東では珍しいホルモン割烹。
直球では知り得なかったホルモンの新たな側面を知るには"一富士"を訪れるべきだろう。