No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年7月9日 虎の穴



誰が食べても旨い。
ただ、経験値が高ければ高いほど、新しい気付きとより深い感動を味わえる。
臭みなど微塵も感じさせない圧倒的な鮮度、素材の持つポテンシャルを100%味わうためにギリギリまで追い込む火入れ。
部位ごとに全く違う食感と、素材から放たれる滋味深い味わいを楽しむのであれば、"虎の穴"以上のお店はないかもしれない。
キュウリの青唐辛子

牛筋
牛筋はポン酢であっさりと。
前菜としては申し分ない。
満足度 4

ハチノス煮込み
"虎の穴"以外ではかつて一度も経験したことのないシャキシャキのハチノス。
そのハチノスをネギが一段を旨さを引き立てる。
満足度 5

レバ刺し焼き
炭が運ばれてくるや否やレバも登場。
今まで食べてきたレバが何だったのか、と思うほど甘みとコクが強く、喉を通る時まで旨い。
角の立ち具合を全く裏切らない旨さ。
満足度 5

筋レバ刺し焼き
先程のレバのような滑らかさはないが、強烈なニンニクと一緒に筋の食感も楽しめる。
満足度 4

タン刺し
決して口の中に入れた瞬間ではない。
舌の上でじわじわと膨らむ甘みと噛み心地の良い食感が素晴らしい。
満足度 4

タン元(薄切り)
火を入れることで生とは全く違った顔を見せてくれる。
滑らかさは失われるが食感はより歯切れ良く、コクと風味はより強く。
満足度 4

タン元(厚切り)
極上のタン元ほど厚切りが旨い。
肉汁を豊富に蓄えた肉片から奥歯に広がる旨みには目を見張る。
満足度 5

イチボ
しっかりと芯まで火入れをする辛さんの焼き。
肉本来の風味が一気に広がる。
満足度 3

ツラミ
筋が多いツラミを厚切りで食べさせてくれるお店はほとんどないが、辛さんはこれを串焼きにしてくれる。
硬すぎず、むしろ噛み応えが心地良くなる絶妙な火入れで、筋の甘みが存分に味わえる。
満足度 4

サラダ

ハチノス
ハチノスは軽く香ばしさが出るくらいまで火をいれる。
ミノをより柔らかくしたような不思議な食感で、わずかに感じるハチノスの香りも良い。
今日は人生最高のハチノスに出会った記念日だな。。
満足度 5

ガリの筋
テールやツラミといった筋の多い部位はじっくりと火を入れるのだが、真ん中に太い筋が入ったサガリはそこまで火を入れない。
それでも筋は柔らかく、周りの肉の部分からは旨みが溢れる。
満足度 4


メカブサラダ

ハラミ特塩
圧倒的な存在感を放つ類稀なハラミ。
全身にまとったニンニクたっぷりの塩ダレと溢れ出る肉汁の相性は完璧。
肉々しい食感も抜群。
満足度 5

シビレ
表面をカリカリにしてからバルサミコ酢を煮詰めたソースでいただく。
このマッチングは奇跡の出会いだ。
満足度 5


レバ
表面は満遍なく火入れがされているが、中心部から放たれる甘みは強い。
満足度 4

コプチャン
コプチャンの皮は歯切れがあまり良くないものが散見されるが、これは流石。
タレとのマッチングも言うこと無し。
満足度 4


ミノ
ミル貝かと錯覚するほどの食感で、噛めば噛むほど心地良い。
満足度 4

シマチョウ
皮はクチュクチュとしていながらも驚異的な歯切れ。
何より醤油ダレがより甘みを際立たせる。
満足度 5

ヤン
臭みで食べれないお店もあるヤンだが、"虎の穴"で食べるヤンには一切臭みがない。
グラデーションのある食感はホルモンの王様だ。
満足度 4

ダメ人間セット
ガリに特製のタレをじゃんじゃんかけて白米をかきこむ。
ガリ特有の食感に肉汁の旨さ。
言える事はタレが旨すぎる。
満足度 5