No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年11月29日 虎の穴


2014年いい肉の日(11月29日)は家族で"虎の穴"。
そう、2日連続の"虎の穴"だ。
もちろん何の問題もない。
素材の良さを余すことなく引き出す焼肉で、毎日食べても新しい発見があるだろう。
ユッケ焼きは肉の味がぐいぐいと押し寄せ、タレじゃない肉本来の甘みが感じられる。

ハチノスの煮込みは、よく見かける煮込み過ぎのくにゃくにゃではなく、絶妙な歯応えを残した主役を張れるレベル。
シンプルな味付けながら、1つ1つの仕事の凄さが際立つ。

ホルモン焼きは塩もオススメだが、タレがまた旨い。
"ゆうじ"とはまた違ったベクトルながら、昔ながらの王道を往っている。

嫁さんが食べたがっていたハラミは、もちろん特塩とダメ人間セットで。
分厚い特塩は、奥歯で噛み千切ることで、本能を刺激する旨さを追求している。

ダメ人間セットは、これ以上白米に合う焼肉はないとう頂点に君臨する。
これぞ焼肉。
疲労した肉体に必要な要素が全て詰まっているようだ。


肉を知っている者ほど"虎の穴"の深さ知り、感嘆の声を漏らすだろう。
求道者の集まる聖地は恵比寿にある。