No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年12月17日 よろにく 

今宵のテーマは中華。
焼肉屋で中華である。
ピータンヒレ巻きに始まり、サーロインの北京ダック風やコプチャンの入った小籠包。
そして酢豚ならぬ酢牛や餡かけ焼きそばまで。
運ばれてきた瞬間に驚き、それを口にしてまた酔いしれる。
とにかく凄い。








中華以外のコースメニューも相変わらずの完成度。
前菜はヒレの炙りに始まり、握り、センマイ刺し。
ヒレから立ち上る香りが豊かさは言葉では言い表せない。



基本となる焼肉も抜かりなし。
タン元は広げたカットで食感がより活き、カイノミはヒレの都内の最上位部分を塊で。
シャトーブリアンは口に含んだ瞬間から言葉を失い、飲み込んだ後も余韻をいつまでも楽しみたくなる。








この日最も驚かされたのがザブトンのすき焼き。
これがただのすき焼きではなく、白トリフがふんだんにかけられる。
ザブトン自体も旨いが、鼻孔を抜ける香りが持つ魔力には心を奪われる。
焼肉屋さんで白トリフなど聞いたこともない。



群雄割拠の焼肉界で圧倒的な存在感を放ち続ける"よろにく"。
2015年もさらなる進化を見せてくれるのは間違いなさそうだ。