No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年5月22日 Cossott'e SP


1人の時間を最過ごす時、最も好きな場所は何処ですか?
私は"コソット"。
店主・込山さんの仕事が見えるカウンターで、自分の好みを知り尽くした込山さんのとOne-on-Oneのコミュニケーション。
ビールではなくいつもの烏龍茶で喉を潤すと、目の前にすっと出されたスペシャルと手毬寿司に内モモのタタキ。
強火で炙られているが、滑らかな舌触りはしっかりと残り、初っ端から身震いが起きる。

興奮冷めやらぬ中、続いて炙りシャトーブリアンの握り。
常人であれば、ここで昇天して終了だろう。
口の中でシャリと一体化するバランスに、とにかくシャトーブリアンが最上級品。

炙り系は止まることを知らずに、炙りレバに突入。
2種類の味付けという手の込みようだ。

ハラミも種類の味付けで。
ぐっと立てた歯に抵抗しながらも、プリプリの肉繊維は旨みを放つ。

サーロインは厨房で焼かれステーキとして登場する。
目立つようなサシは残っていないが、食べるとまろやかなサシが入っていたことが分かる。
何よりしっかりとした旨みが詰まっている。

〆はハンバーグなのだが、このハンバーグが凄い。
スネ、クリ、内モモを目に前でミンチにし、それがハンバーグへと変貌する。
肉々しいのだが、食感は柔らかく、とにかく肉の味が強烈過ぎる程濃厚だ。
込山さんが枝肉の状態で仕入れてくるような長期肥育の雌だからこその出る味わいだろう。


カウンターという舞台を挟んで行われるコミュニケーション。
極上の時間が流れ、1人ということが贅沢に感じる。
お店の為にはぜひ大人数で行ってもらいたいが。。。