No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年6月19日 松川

和食、割烹の最高峰”松川”。
店主・松川さんが立つカウンターは、凛とした空気が流れるが、決して緊張を強いるものではない。
吟味を重ねた素材を、その持ち味を最大限引き出す仕事。
決して手を加えすぎることなく、素材の輪郭をしっかりと際立たせてくれる。
先付から流れるように繰り出される旬を知らせる素材達にウットリしながらも、やはり私にとっての主役は牛肉。
焦らされ、最後の最後に登場したのはヒレ
何度か訪れた”松川”で必ず牛肉も出してもらっているが、今回のヒレは今までの中で最も旨い。
ヒレの甘みのピークが残るギリギリの火入れ、そして肉自体も肉色が濃く、旨みがガツンと来るような濃厚さ。
素材の良さと見事な調理が見事にハマった最高のヒレステーキではないだろうか。

それにしても牛肉以外も最高に旨すぎて困る。
鮑、雲丹


鱚、キャビア

鰈、雲丹

鰻、冬瓜

毛蟹

トリ貝、ズイキ

鮎(京都、滋賀)




米茄子


鱧しゃぶ



ジュンサイそば

ヒレステーキ

ご飯

デザート