No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年6月25日 Cossott'e SP

トラディショナルな焼肉とは違う。
かと言って、流行最先端の焼肉というわけでもない。
何と言うか、店主・込山さんの世界観で形成された独特な焼肉なのだ。
時間の経過に左右されない、込山さんだけの進化し続ける焼肉はクリエイティブで、焼肉を食べ込んできた肉好き達を狂喜乱舞させる。
内モモのタタキ
この日のオープニングは内モモのタタキ。
ワンスプーンながら、しっかりと自己主張をしてくれる。
満足度 4

スペシャ
定番でありながら、毎回食べねば気持ちが落ち着かない。
長期肥育された極上の雌牛のサーロインを強火でさっと炙れば、なまめかしい官能的な旨さに襲われる。
満足度 5

手毬寿司
スペシャルの変化球版。
サーロインとご飯の組み合わせが合わないわけがなく悶絶レベル。
満足度 4

タン元
お皿の上でゴロゴロと鎮座する分厚いタン元はダイヤモンドの原石。
じっくり火を入れる行為は、石を磨く行為と一緒だ。
ぷるんっとした肉片が弾けるように噛み切られると、内に秘められた極上の旨みが溢れ出す。
満足度 5

焼きしゃぶ
薄切りのリブロースはさっと炙ってポン酢で。
薄切りだが、肉の適度な食感が残るギリギリの厚さで、肉の味も抜群に良い。
一般的なポン酢の味だけしかしない焼きしゃぶとは別物。
満足度 4

トウガラシ
予め山葵醤油で味付けがしてあるトウガラシは、歯茎に旨みが吸い付く錯覚すら覚える。
トウガラシらしい肌理の細かさが食感にも活きている。
満足度 4

シキンボ
通常は硬くて食べにくいシキンンボも、込山さんの下処理を経ると驚くほど食べやすくなる。
そして、シキンボ自体の本当に旨さに気付くのだ。
満足度 4

スネ
どでかいカットのスネには無数の隠し包丁が入っている。
分厚いステーキを切り分けかぶりつくと、サシに隠されない純度の高い旨みが押し寄せる。
ここまでスネを昇華させる食べ方は他に思いつかない。
満足度 4



ハンバーグ
カットした肉をその場でミキサーでミンチにしたハンバーグの味は肉そのもの。
サシは少ないが、肉の濃い部分で作られたのがストレートに伝わる。
一口食べると、残りは一心不乱に食べ尽くしてしまう。
満足度 5


シャトーブリアン
驚くほど分厚いシャトーブリアン
判は気持ち良いほど小振りで雌らしく、肉色も魅惑的。
火を入れれば、肉繊維が躍動感を持ち始める。
食感の繊細さと旨みの力強さが混在した最高のシャトーブリアンだ。
満足度 5



〆はつけ麺でフィニッシュ。
このつけ麺本当に旨いんで、つけ麺マニアの方にもぜひ食べて欲しい。