No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年11月12日 焼肉 しみず

川岸さんが超長期肥育した神戸ビーフ
ロースやヒレ、イチボ、ランプなど色々な部位を”三芳”で食べたが、この日は”しみず”で肩を制覇する為の貸切の会。

肉の味の違いを感じるためのプレーンや塩の味付け。
どの部位も噛んですぐに分かる位に普段と違う。
赤身の甘みはほんのりと感じるレベルを超え、舌に巻き付くように訴えかけてくる。






肉が旨いからこそ食べたいのがタレだ。
肉の味を殺すのではなく、肉の味を際立たせてこそのタレ。
これこそが焼肉の真髄ではないだろうか。
驚くほど軽く甘みの強いサシからは、かつて霜降りが重宝された理由がよく分かる。
火を入れることで赤身の繊維の間に染み渡るように姿を消し、口の中でその存在を主張する。
そしてタレに抜群にマッチしている。






ロース芯とエンピツは厚切りで。
これを超えるステーキを食べれるお店が何処にある?










この日は貸切ということもあり、焼肉以外にもこの肉だけで作ったハンバーグやメンチカツ、ミートソースまで登場。



先入観を抜きにして食べることに励んだ。
過小評価はせず、過大評価もしない。
そして感じる圧倒的な今回の個体の旨さ。
今まで食べた川岸さんの個体の中でNo.1ではないだろうか。
ちなみに川岸さんの個体じゃないタンやホルモンも十二分に食べました。。