No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年1月 ふるさと納税 茨城県行方市

生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域やこれから応援したい地域の力になれる制度である『ふるさと納税』。
住んでいる地域の活性化の為に今までふるさと納税を利用したことはなかったのだが、和牛業界に恩返しをする僅かばかりの力になればと、2015年に初めて利用してみた。
そして、ふるさと納税のお礼の特産品に魅力を感じたのも理由の一つだ。
自分ではなかなか購入できない和牛をふるさと納税のお礼として受取り消費する、という流れも和牛業界にとってはプラスであるに違いない。
応援したい地域がある人には問題ないが、そうでない方にはお礼の特産品として無数にある牛肉から地域を選ぶことは非常に困難であろう。
そこで応援したお地域を選ぶ参考の一つになれば幸いなのだが、実際に受け取ったふるさと納税のお礼の特産品である牛肉の個人的還元率を都度報告していきたいと思う。
(諸注意)
・還元率に使用される単価は、「仮に私が売買をするなら」という主観的なものであり、必ずしも実際の市場価格とは整合的ではない。
・お礼の特産品はいつ届くか分からないので冷凍された状態であることは望ましく、単価設定時には冷凍されてなかったものとする。
・基本的には味云々ではなく、食べる前から分かっているスペックを重視している。
自治体:茨城県行方市
納税額:5万円
時期:2015年12月納税、2016年1月受取
精肉店:新堀商店
スペック:
常陸牛、個体識別番号0858683479、雌、月齢34か月
常陸ヒレステーキ200g
ヒレの端っこの部分。
余分な筋や脂もしっかりと落とされている。
100g800円位とする。
800×2=1,600

常陸牛サーロインステーキ600g
余分な筋や脂がそのままたっぷりと付いている。
サシもかなり粗い。
自分でステーキを焼く時は3割ほどを落として、落とした分はカレー用に。
100g600円位とする。
600×6=3,600


常陸牛肩薄切り800g
切り落とし的な薄切り。
100g400円位とする。
400×8=3,200

還元率:(1600+3600+3200)÷50000=16.8%
総評:ヒレ、サーロイン、肩で合計1.6kgという量は肉好きには非常に嬉しい。
しかも部位やカットによるバリエーションで様々な料理に使用できた。
ちなみに我が家ではヒレはビフカツ、サーロインはステーキとカレー、肩はすき焼きに、といった具合だ。
育ち盛りの子供がいる家庭には嬉しい限り。
気になるのは重量重視だからなのか、筋や余計な脂が非常に多いのは気になることろ。