No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年5月16日 冨味屋

細い路地裏に所狭しと焼肉屋が軒を連ねる浅草の『焼肉横丁』。
どのお店もこじんまりとしていて、お世辞もオシャレな外観のお店は皆無。
店内では子供たちが宿題をしていたりテレビを観ていたりするお店もあり、昭和にタイムスリップしたかのような感覚を覚える。
そんな激戦区で圧倒的に評価の高いのが”冨味屋”。
肉は切り置きなど一切せず、注文が入ってから1枚1枚手切り、焼肉屋の命であるタレがまた旨い。
派手なパフォーマンスはないが、誠実な仕事ぶりに余計心が惹かれる。
ちなみに、ここは”カルネヤ”の高山さんのご実家でもある。
コブクロ
春菊と一緒に辛めのタレで揉まれたクラシックスタイル。
そして旨い。
満足度 4

センマイ刺
黒皮を剥くようなこじゃれた事はしない。
これが昭和のセンマイ刺し。
満足度 4

上タン
素材の味をダイレクトに楽しみたい方には少し物足りないかもしれないが、サクサクの薄切りタンは懐かしさがこみ上げる。
満足度 4



ハラミ
ガリを中心に盛り込まれていて、とにかくタレとの相性が良い。
満足度 4


上ハラミ
美しいサシの入ったハラミは、ワシワシとした噛み応えとと大量の肉汁が詰まっている。
当然タレとの相性も抜群。
満足度 4



レバ
それほど甘みが強いタイプではないが、逆にあっさりとしていて食べやすい。
満足度 3

モツセット
中身は日によって違うが、この日はミノ、センマイ、ギアラ、ホルモン、コブクロ
月曜とは思えない程鮮度のしっかりとしたホルモンで、とにかく旨い。
満足度 4

シビレ
ぷっくりとしたシビレは甘みがゆっくりと広がる旨さ。
満足度 4

石焼きビビンバ
カリッカリのオコゲと、卵が異常に旨い。
満足度 5



いつ来ても、何を食べても旨く、値段は安い。
肉好きの味方。
いつまでもお客さんでいっぱいでいて欲しい。