No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年5月20日 よろにく



三蔵法師は天竺を目指して旅をしたが、肉好きは”よろにく”を目指して旅をする。
道中は見たことも食べたこともない肉料理に興奮し、その旨さに感動し心が震える。
VANNEさんのお任せコースが食べれるのであれば、私は猪八戒(ちょはっかい)でも良い。。。
フィレミニヨン炙り
いきなり旨い。
旨み溢れるフィレミニヨンは軽く炙られているが、パサつき感は一切なく、新生姜の爽やかな味付けもピッタリ。
満足度 5


無花果のシルクロース巻き
シルクロースと無花果の甘み、そしてゴマダレの三位一体の完成度。
焼肉屋の範疇を完全に超えている。
満足度 4

センマイ
白センマイではなく、オープン当初からのピリ辛バージョン。
シャキシャキで旨い。
満足度 4

ハツ
こちらも定番。
強火で表面を焼くが、中はレアがオススメ。
鉄分を感じさせる味わいが良い。
満足度 4

黒タン(薄切り)
片面だけ焼いた後にアスパラガスを巻いて食べるが、それぞれの素材の食感が絶妙に絡み合う。
満足度 4


黒タン(厚切り)
ストレートなタンの旨みが舌、鼻、喉を刺激する。
最上級のタンをシンプルに食べるとここまで旨いのだ。
満足度 5


カイノミ
カイノミの中でもヒレに付いた最上級品。
ハラミに近い肉繊維を感じさせる食感と噛むほどに滲み出てくる肉の味が素晴らしい。
満足度 4



肩三角
一見何の変哲もない肩三角だが、食べて驚くのはその味の濃さ。
純度の高い旨みが舌を包み込む。
満足度 5

ツチノコ
柔らかく、そして味がある。
満足度 4

ローストビーフ軍艦巻き
ローストビーフ軍艦巻きだけでも旨いのだが、その上から溢れんばかりにトリュフがかけられる。
肉がどうしたとか、バランスがどうした、とか一切を吹き飛ばす破壊力のある旨さ。
贅の極み。
満足度 5




シャトーブリアン
いつもよりかなり厚めにカットされたシャトーブリアンだが、その厚さを全く感じさせない柔らかな食感、そして厚さに見合った重量感のある旨みが共存している。
肉繊維の肌理の細かさは比類なきレベル。
満足度 5


上ミノ
ミル貝の様な食感でコースの中で見事なアクセントなっている。
満足度 4

シルクロース
和牛のサーロインだからこその食感と旨みを堪能できるメニュー。
全ての旨みを受け止めてくれる白米の存在も大きい。
満足度 4


ハラミのモロコシ揚げ
レアな揚げ具合は絶妙で、ハラミの肉々しい旨みをモロコシの甘みが中和し、程よいバランス感に持っていっている。
満足度 4

サーロイン
スティック状の厚切りサーロイン。
かつての定番だが、“よろにく”で食べるのは数年振り。
やはり素材が良いと、当然旨い。
満足度 4



ザブトン
ザブトンはすき焼き風に焼き、全卵ではなく卵黄だけで食べるとコクと違う。
満足度 4


ヒレカツ
芸術的に均等なレアな断面の分厚いヒレを薄い衣で軽く仕上げるのが”よろにく”発祥のスタイル。
世の中、特に関東でかっと広まってきたヒレカツだが、この”よろにく”のスタイルは別格。
最近では日本料理の名店でもこのスタイルを取り入れ始めるところが出てきたが、やはり元祖は別格。
満足度 5



肉の太巻き
サーロイン、ハラミ、ヒレ、肩三角といった部位をそれぞれ炙ったり、香ばしく焼いたりしてから太巻きに。
“初音鮨”の鮪巻きならぬ、”肉音鮨”の肉巻き。
これは問答無用の旨さで、贅沢過ぎる。
満足度 5







ハラミの漬け丼
最初はそのまま、次に薬味と一緒、最後は出汁をかけて肉茶漬けに。
まずハラミの漬け加減が絶妙過ぎるのだが、出汁の旨さも特筆すべきレベル。
ありそうでなかった最高の〆。
満足度 4